活動報告 2019-21,22 「シカ」と「ヒト」
日時 | 2020年(令和2年)2月14日(金) 10:00 - 15:00 |
区域 | 須山口弁当場・大調整池・須山口弁当場 |
天候 | 曇り |
山頂 | (8時) 気温 -9.4℃、湿度 44%、640.4hPa |
河口湖 | (13時)上空4km WSW, 19m/s |
日時 | 2020年(令和2年)2月15日(土) 8:30 - 14:00 |
区域 | 水ヶ塚公園周辺・大調整池・水ヶ塚公園周辺 |
天候 | 曇り |
山頂 | (8時) 気温 -6.5℃、湿度 19%、642.8hPa |
河口湖 | (15時)上空4km W, 20m/s |
冬の富士山。
コケ類は山頂の厳寒の中、生きている。
樹林帯は広葉樹が落葉(針葉樹のカラマツも)して針広混交林とわかる。
針葉樹のイラモミ。
イラモミはトウヒ属。トウヒやハリモミの仲間。
球果が大きく種鱗の先が少し反り返っている。
ブナ。
ミズナラ。
だが、森の木々をみると、
ウラジロモミ。
キハダ。黒い部分は以前に噛じられた。
ヒノキ。
その他たくさんの広葉樹の幹が噛じられている。
ミツマタも噛じられている。
ミツマタは枝先まで食べられている。
樹木は幹を全周噛じられると、枯れたり腐ったりする。
歩道の周りには、数多くの枯れ木(枯損木)がある。
枯れ木は歩道へ倒れる。危険だ。ヘルメットは必須。
誰の仕業だ。大切な森の木々を噛じって枯らすのは。
森は、スズタケが枯れ、たくさんの道ができている。
よく見ると林床には落とし物。
ニホンジカの落とし物だ。
この糞量から、このあたりの森では、1平方キロ・メートルあたり55頭から62頭の生息密度と推定されている。
森にとっては、1平方キロ・メートルあたり数頭程度が環境に影響がでない生息密度と言われている。
行政を始め関係者はニホンジカの個体数管理に努めているのだが。
もともと富士山南麓の側火山地帯は、地形、地質、気象条件とも、侵食を起こしやすい。
人工林では、ガリー侵食が起きていた。
御釜塚の東側では崩落が続いている。
2013年。
崩落崖の旧歩道は通れなくなった(迂回路の階段がある)
2013年。
シカは侵食を加速させている。
ヒトが通る歩道も侵食が進んでいる。大規模トレイルラン・レースで走った痕は、中止されても侵食が加速する。
保存会の方やボランティアが修復作業を繰り返すが、一旦、荒れると原状回復が難しい。
黒塚南側の歩道。
黒塚北斜面。
黒塚北斜面
黒塚北斜面。
フジバラ平南側
御釜塚の東。
崩落崖の上、レース時のスリップ多発地点。
黒塚の南東。
2012年。
旧ゴルフ場東側。
侵食の進み方。2012年から2014年まで3回利用された歩道。
第1回大規模トレイルラン・レース直後(2012年)
第3回レース、最終利用直後(2014年)
2015年。
2016年。
利用されなくなって、もうすぐ6年。
同じ場所。2012年には見えなかったホースが露出。
ミズ道になっている。経過詳細はこちら。
ゴミ回収 46個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.紙 | 1 | ||||||||||
2.布 | 2 | 衣類 | 2 | ||||||||
3.プラ | 16 | ボトル | 2 | 弁当 | 2 | 菓子容器 | 2 | 破片 | 4 | ゴルフボール | 6 |
5.ビニール | 17 | 紐 | 5 | 破片 | 12 | ||||||
6.鉄 | 11 | 缶 | 1 | 飲料缶 | 9 | ||||||
7.ガラス | 1 | 碍子 | 1 |
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