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2019年7月25日 (木)

活動報告 2019-08 宝永火口縁周遊コースの合同環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)7月20日(火)8:30 - 12:00 
活動区域  富士山休養林ハイキングコースG (富士宮口五合目・六合目・宝永火口縁・五合目)
天候     曇り、小雨 参考 山頂(8時) 気温 6.5℃、日照 0.0h、湿度 77%、気圧 649.6hPa

 

富士山開山後、初の合同環境パトロール。水ヶ塚では、早朝から登山者、来訪者が富士宮口五合目へ向かうシャトルバスを待っている。

 

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8時25分の水ヶ塚シャトルバス乗り場。

 

早速、シャトルバスに同乗し、富士山エコレンジャーが乗車時間の30分を使って、来訪者が知りたい情報などをお伝えする。

①天気と気象。②高山病、③登山道、④トイレ、⑤自然保護の順に解説。今日は、ベテランのエコレンジャーがお話し、解説終了後、来訪者から自然と拍手があった。

 

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富士山エコレンジャーのOさんは、早朝の始発便から既に2往復、説明をすませていた。

 

富士宮口五合目は予想された雨天で、混雑予想日にかかわらず来訪者は少ない。いつも視界のどこかに来訪者がいる程度。来訪者の雨天対策はしっかりしているように見えた。トレイルランナーは4人見かけた。

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富士宮口五合目のレストハウス前。

 

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笑顔で環境パトロールに出発。

 

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宝永火口縁周遊コースの環境パトロール行程

 

 

環境パトロール中に気づいた点を幾つかご紹介。

①歩道が五合目日沢を横断する箇所(富士宮市)で、ガイドロープとその鉄製支柱、注意喚起用のテープが損傷している。日沢下流側は切り立った崖で、霧など視界が悪いときに転落など要注意。

 

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周遊歩道が五合目日沢を横断する箇所(富士宮市)

 

②富士宮口五合目には、外来種防除マットが2箇所(シャトルバス発着場の階段前と登山道入り口の階段前)設置されている。前回報告したように駐車場周辺には数多くの外来植物が生息している。登山者、来訪者の方は、外来植物の種を含んだ靴の泥を落としてほしい。

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シャトルバス発着場の階段前の外来種防除マット

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登山道入り口の階段前の外来種防除マット

 

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外来植物が引き起こす問題点と防除の必要性。

 

 

宝永火口縁周遊コースの歩道周辺では、火山荒原や亜高山植物十数種の開花がみられた。

 

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来訪者のみなさんの楽しい思い出とともに、富士山の美しい自然を次の世代に残すため、ご協力をお願いします。

 

外来種防除マットで靴の泥を落とす

 

歩道外の踏みつけや尖った先のポールで植生を傷めない

 

 

 

ゴミ回収 22個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙       7 (3)タバコ吸い殻 3 (7)紙片 4
2.布       1 (4)その他 1
3.プラスティック 8 (2)弁当 2     (3)菓子容器 4   (6)その他 2
5.ビニール    2 (3)紐 1      (4)破片 1
6.鉄       1 (8)その他 1
8.ゴム      2 (3)加工付属品 2
9.木       1 (3)その他 1   

 

 

 

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2019年7月15日 (月)

活動報告 2019-07 西臼塚駐車場の外来植物調査

活動日時  2019年(平成31年)7月9日(火)8:00 - 10:00 
活動区域  西臼塚駐車場
天候     曇り、小雨 参考 山頂(8時) 気温 2.8℃、湿度 100%、気圧 643.4hPa

 

 静岡県の外来植物調査に、富士山エコレンジャーも参加した。二班に別れて、西側、東側の駐車場を調査した。

 環境省の要注意外来種が発展的に解消し、2015年に制定された「生態系被害防止外来種リスト」に沿った調査は初めて。専門家に指導を受け、貴重な体験をした。

 西臼塚駐車場は、6月29日に開催された静岡県主催の「外来種撲滅大作戦Ⅰ」で、大半のシラゲガヤなどが除去されていた。参加されたお子さんも含むボランティアや、案内役を努めた富士自然観察の会の皆様ありがとうございます。

 

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(西臼塚の西側駐車場 シラゲガヤが除去)

 

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(スカイライン道路脇のシラゲガヤ)

 

西側駐車場では次の外来植物を中心に記録した。

 ●重点対策外来種     セイヨウタンポポ
 ●その他の総合対策外来種 エゾノギシギシ、ヒメジョオン
 ●産業管理外来種     カモガヤナギナタガヤ

数の上では、ヒメジョオンが多く、ナギナタガヤが続いた。調査を元に除去作業が進むことを期待している。

 

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(西臼塚駐車場西側の外来種。赤丸は写真記録した外来植物。背景は国土地理院シームレス写真)

 

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(セイヨウタンポポ) 

 

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(ヒメジョオン)

 

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(ナギナタガヤ)

 

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(エゾノギシギシ)

 

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(カモガヤ)

 

 

西臼塚駐車場の外来植物を記録しながら、毎年5月から6月にかけて、須山口登山歩道の環境パトロールで報告している調整池周辺の外来植物が気にかかった。

黄色い花のハルザキヤマガラシだ。しかも群生している。生態系被害防止外来種リストで「その他の総合対策外来種」に指定され、除去が必要だ。

 

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(ハルザキヤマガラシの群生)

 

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(結実したハルザキヤマガラシ)

 

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(結実したハルザキヤマガラシの群生)

 

 

 

 

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2019年7月 7日 (日)

活動報告 2019-05 須山口登山歩道の環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)6月29日(土)9:00 - 12:30 
活動区域  須山口登山歩道(弁当場→黒塚→大調整池→フジバラ平→弁当場)
天候     弁当場(9時) 曇り、気温 21℃

 

須山口登山歩道の弁当場、大調整池間を環境パトロールした。大規模トレイルラン・レース後、修復作業をした歩道や、そのまま放置された歩道の侵食状況を記録した。また、動植物の状況を観察した。

 

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(黄線はパトロール経路、背景は静岡県CS立体図、経路沿いの黒点の濃淡は、歩道や周辺に荒廃がみられる箇所。黒点が濃い御釜塚北東部の修復がボイント)

 

 

ここは崩れやすい側火山地帯で、年間降雨量3,500mmを超え、傾斜があり、歩道の表面支持力が低い。毎年の補修も新たな侵食や荒廃に追いつかない。

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レース後、主催者によって歩道表面を均す整備は行われた。が、その後の侵食はひどい。

 

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丸太は菌類で短期間に腐朽していく。急斜面の丸太は流出したり、体重をかけると不安定。かといって、この丸太階段を改修すれば、打杭によって地盤が破断損傷し、歩行路面の位置が低下する。改修の意図とは逆に登山道周辺の荒廃を進めてしまう 。

 

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側火山の黒塚では、表層の土が移動し、垂直に立てられた標石さえ傾く。

 

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踏みつけられた樹々の根が浮き上がる。

 

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歩道の沿いの根が浮き上がると、樹が倒れる。

 

 

御釜塚(側火山)の北東側、崩壊崖直上を通る狭い歩道周辺は、通行に不安を感じ、修復の優先度は高い。しかし、修復が難しく、歩道は徐々に崖側へずり落ちている。

 

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危険な崩壊崖を迂回する丸太階段周辺も侵食がすすむ。階段はハードル化し、来訪者は歩き辛く、脇を通るので複線化し、ミズミチ化する。

 

2015年、2016年と雨天の中で行われた大規模トレイルランがもたらした荒廃は記憶に生々しい。一旦、ひどく荒廃すると、崩れやすい富士山周辺の環境では、地元保存会や大規模トレイルラン・レースの実行委員会の方々の尽力があっても、なかなか元にもどらない。戻そうとしても、その先から崩れていく。ガイドラインで求められている原状回復は厳しい。

 

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昨年、修復された場所も、侵食が進む。

 

 

外来植物のハルザキヤマガラシが大調整池とその東側の歩道周辺やフジバラ平調整池周辺で目立つ。結実し、鞘状の実ができていた。繁殖力旺盛なこの外来種は、年々生息域が広がっており、駆除が必要だ。

 

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歩道に覆いかぶさるハルザキヤマガラシ。「生態系被害防止外来種リスト」に指定され、対策が要請される。

 

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フジバラ平調整池の周りもハルザキヤマガラシだらけだ。

 

 

ゴミの回収 10個ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙 2            (7)紙片 2

3.プラスティック 8      (1)ペットボトル 1 (5)破片 7

 

 

 

 

 

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