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2018年8月28日 (火)

活動報告 2018-10 御殿場口・幕岩・二ツ塚環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)8月19日(日)8:00 - 14:00 
活動区域  御殿場口新五合目→幕岩→二ツ塚→御殿場口新五合目
天候     晴れ
       
参考     山頂(8時) 気温 11.2゜C、湿度 17%、気圧 649.2hPa、日照時間 1.0h
 
 
 
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御殿場口からの宝永山と宝永火口上部。大砂走り下山道がくっきりと見える。
 
 
 
混雑日の日曜日の朝、富士宮方面から御殿場口へ向かうスカイライン道路で、ゼッケン付けた百人を超えるランナーと遭遇した。スタッフや警察の誘導や注意喚起は無く、道路のカーブでいきなり直進してきたランナーがいたり、車道内を走ったりして、思わず、『危ない』と叫んだ。最近、こうしたイベントが富士山南麓でよく見られる。
 
 
昨年9月の合同環境パトロール以来11ヶ月ぶりに、御殿場口から幕岩、二ツ塚を廻る環境パトロールを行った。ハイキング・コースでは、来訪者は60人程度で、20人規模のハイキング団体と15人程度のトレイルラン・グループにも出会った。また、「大砂走り」下山道を双眼鏡で観察したが、富士山山頂方面から走り降りる来訪者は多かった。
 


御殿場口新五合目駐車場

昨年と同様、御殿場口新五合目の第一駐車場は、一般車両が駐車禁止となり、第三駐車場を利用した。夏山シーズン以外は、一般来訪者も第一駐車場を利用でき、トイレへのアクセスが容易だが、夏山シーズン中は不便になる。

トイレには、他の登山口には無い携帯トイレの回収箱が今年も設置されていた。しかし、8時と14時に回収箱を覗いたが、空のままだった。せっかく設置された携帯トイレの回収箱が、来訪者にはよく知られていないのかもしれない。

トレイルステーションのスタッフの方に、携帯トイレ持参の推奨や、携帯トイレ販売を尋ねてみたが、御殿場口は長時間、山小屋のトイレが利用できないにもかわらず、今の所、携帯トイレ販売の予定はないらしい。来訪者の方の楽しい思い出、衛生面、さらに景観上も野外排泄を減らしていくようご支援お願いしたい。
 
 
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昨年と同様な駐車場案内板。
 
 
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利用した第三駐車場。
 
 
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朝の第一駐車場。
 
 
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第一駐車場にあるトレイル・ステーション。
 
 
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山小屋情報。今年も五合目から七合四勺まで、長時間(標準で6時間程度)トイレ無し。
 
 
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富士山南麓の登山口では数少ない携帯トイレの回収箱。設置ありがとうございます。
 
 
  
樹林帯

トレイル・ステーション推奨のハイキング・コースを歩いた。昨年、劣化が気になった丸太橋は撤去され、整備されていた。ありがとうございます。

しかし、歩道の侵食が進み、歩きにくくなった所では、歩道が複線化したり、拡幅していた。植生を損傷している箇所が目立った。管理者の方が整備しているが、利用の増加に整備が追いつかないのが実情だろうと思った。移入種のオオバコが繁茂している場所や倒木も目についた。
 
 
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推奨されているハイキング・コース。
 
 
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歩道整備箇所。ありがとうございます。
 
 
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歩道複線化箇所①。
 
 
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歩道複線化箇所②。
 
 
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歩道複線化箇所③。


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歩道複線化箇所④。
 
 
樹林帯で15名程度のトレラン・グループに出会った(複線化⑤地点)。先頭のリーダーの方は挨拶し、マナーに気を配りながら歩道を歩いて通過した。先頭が見えなくなると、後続のランナーは、歩道を外れて植生内の複線化部分を通過していった。現場で、先頭リーダーがマナー喚起を呼びかけても、後続ランナーには伝わりにくいようだ。

  
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歩道複線化箇所⑤、先頭のリーダーに従って歩道内を歩くランナー。
 
 
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同地点、後続のランナー。
 
 
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歩道複線化箇所⑥。
 
 
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歩道複線化箇所⑦。
 
 
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歩道複線化箇所⑧。
 
 
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歩道複線化箇所⑨。
 
 
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歩道複線化箇所⑩。
 
 
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歩道複線化箇所⑪。
 
 
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歩道複線化箇所⑫。
 
 
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歩道複線化箇所⑬。
 
 
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歩道複線化箇所⑭。
 
 
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歩道複線化箇所⑮。
 

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歩道複線化箇所⑯。
 
 
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移入種のオオバコ。
 
 
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幕岩から幕岩上へ登る歩道の丸太階段破損。
 
 
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須山口下山歩道を塞ぐナナカマドの倒木。
 
 

火山荒原、二ツ塚

国立公園内の火山荒原や二ツ塚周辺では、歩道が不明瞭な場所で、踏みつけによる植生損傷がみられた。旧スキー場跡では、今もコンクリート・ブロックが散在し、歩道にケーブルが露出し、来訪者の安全通過に懸念がある箇所もあった。度々報告している残置タイヤもそのままだった。新五合目では、「富士山展望遺産」案内板の近くに営業看板があり、世界文化遺産の景観には相応しいとは思えない。
 
 
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幕岩、四辻間の植生損傷。
 
 
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二ツ塚の下塚に上る歩道歩道と植生の境が不明瞭。
 
 
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植生が踏まれて損傷している箇所が多い。
 
 
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歩道周辺に残る旧スキー場のコンクリート。
 
 
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同地点、太い金属製ワイヤーが露出。
 
 
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今年も、多数のタイヤが残置されたまま。
 
 
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新五合目の「富士山展望遺産」案内板と看板。
 
  
 
「大砂走り」下山道

御殿場口の「大砂走り」は下山道として定着し、多くの来訪者に親しまれている。ところが、たまに、この「大砂走り」を逆方向に登る人がいる。大砂走りを下る人はかなりのスピードになる。宝永山から御殿場口新五合目にかけては、ガスで視界が悪くなるときもよくあり、危険だ。
 
 
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「大砂走り」下山道。七合目の下り口から宝永山東側までは、砂走りに岩や石が混じり、骨折などの事故が多く注意が必要。宝永山の南東側は、宝永噴火の小さな砂礫が厚く深く堆積し、大勢の来訪者が火山の恵みを満喫している。
 
 
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大勢の来訪者が砂煙を上げ、砂走りを走り下っている。
 
 
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トレイルステーションの案内板、「大砂走り」は下山道とし紹介され定着している。
 
 
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朝、この下山道を登る来訪者がいた。例年、登る来訪者を見かける。「逆方向」の利用は、ご本人はもとより、「大砂走り」の下山を楽しむ来訪者の安全を損ないかねない。
 
 
 
ゴミ回収 33個 (ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.紙 4          (2)菓子容器 1   (4)衛生物 1   (5)タバコ吸殻 2
3.プラスティック 13   (3)菓子容器 12 (5)破片 1
5.ビニール 14      (3)紐 6       (4)破片 8
6.鉄 2          (7)その他 2
 
 
 

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2018年8月25日 (土)

活動報告 2018-09 富士宮口・宝永山合同環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)8月18日(土)9:00 - 15:00 
活動区域  水ヶ塚→富士宮口五合目→六合目→宝永第一火口→宝永山→五合目→水ヶ塚
天候     晴れ
       
参考     山頂(10時) 気温 9.5゜C、湿度 7%、気圧 646.9hPa、日照 1.0h
 
 
 
富士山の開山期間も半分を過ぎた。

 
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秋の気配を感じる。御殿場市ぐみ沢から。
 
 
新しい富士山エコサポーターも加わって、皆で合同環境パトロール。経験豊富なエコレンジャーのOさんは、5時からシャトルバスに同乗し、天気、高山病、登山道、トイレ事情、自然保護などを解説し、来訪者の安全で楽しい富士登山を、お手伝いをした。
 
 
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富士宮口五合目にて。参加した富士山エコレンジャー、富士山エコサポーターの仲間たち。
 
 
 
今日は、混雑予想カレンダーで、"特に混雑"とされた週末の土曜日。大勢の来訪者がそれぞれに富士山を楽しんでいる。ツアー登山の団体やトレラン・グループも多い。お昼前に宝永第一火口底から宝永山馬の背に登ったとき、下りの来訪者は、1時間で約200人、上りの来訪者も入れるとその倍。混雑予想カレンダー通りだ。

昨年の環境パトロールでは、数グループがヘルメットを着用していたが、今日、見たのは登山者一人だけ(ちなみに、私達エコレンジャーは、ふじさんネットワークから支給された携帯ヘルメットを持参し、必要に応じて着用している)。
 
 
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歩きはじめの五合目。
 
 
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六合目から上部を望む。
 
 
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八合目から上部も、未明の渋滞には及ばないが大勢の登山者が見える。
 
 
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宝永第一火口底から上る団体。
 
 
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宝永山馬の背。
 
 
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宝永山山頂。
 
 
 
一年ぶりでこのコースを歩くと、沢の侵食が目立ち、歩道に影響が出ている。危険な箇所もあるので視界が悪いときは注意が必要だ。
 
 
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日沢近く六合目東側の日沢。毎年、日沢を横断する宝永遊歩道は流され、また、整備が繰り返されている。
 

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樹林帯の宝永遊歩道は、通過し辛い場所を避けたのか、複線化している箇所がある。
 
 
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五合目東側の日沢。急な崖への注意喚起のテープがちぎれている。
 
 
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五合目駐車場東側にあるブル道脇の侵食も、ここ数年著しい。
 
 
 
宝永火口は富士火山の雄大さを目の当たりにする素晴らしい景観だ。しかし、火口底の歩道休憩地に長居はお薦めできない。宝永火口内の大落石や第二火口側のガりー発達で不安定になっている大岩もある。
 
 
P1170100
富士宮口側からの宝永第一火口。落石群の中を歩道が通過している。
 
 
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南側の第二火口へのガリーが発達中。
 
 
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ガリー脇の大岩が不安定。注意喚起のテープがちぎれて、ほとんど見えない。
 
 
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不安定な岩の近くの大岩に子供達が登って遊んでいる。
 
 
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大勢の来訪者がこの宝永第一火口底で休憩している。尋ねてみると、ここが大規模な落石地帯ということを知らない人もいた。
 
 
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注意を喚起する、せっかくの案内板も表面が摩耗して、読めなくなってきた。
 
 
 
マナーのお願い
今回の環境パトロールで気づいたり、お願いした項目。皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

 
●宝永山周辺には山小屋は無くトイレはないので、携帯トイレを持参しよう。目隠しもない場所なので、ポンチョ付きの携帯トイレを利用しましょう。
 
 
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宝永山山頂付近の野外排泄跡。
 
 
●富士宮口五合以上、宝永火口や宝永山は国立公園特別保護地区に指定されています。自然景観や生態系に影響する恐れがある、人為的な石積みは自粛しましょう。
 
 
P1170120
宝永第一火口内の石積み。
 
 
●富士登山オフィシャルサイトでは、富士山を訪れる全ての登山者の安全のため、富士山でのドローンやパラグライダーの使用は、控えてくださるようお願いしています。
 
 
Imgp0373
宝永山山頂で、ドローン飛行の自粛協力をお願いした。
 
 
●ストック先端のキャップ
 両ストック先端にキャップ付けていない家族連に「富士山は崩れやすく、ストツクの先端で登山道や歩道周辺の植生を痛めるので、次回からはキャップを」とお願いしたら、「知らなかった。分かりました」と応じてくださった。

 
 
ゴミ回収 15個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.紙 2         (4)衛生物 2 
2.布 5         (3)切れ端 3 (4)その他 2
3.プラスティック 3  (5)破片 3
5.ビニール 4     (3)紐 2    (4)破片 2
7.ガラス 1       (4)その他 1  


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2018年8月12日 (日)

活動報告 2018-07 須山口登山歩道、同下山歩道の環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)8月4日(土)8:00 - 15:30 
活動区域  水ヶ塚→御殿庭下→御殿庭上(宝永第三火口)→三辻→御胎内→水ヶ塚
天候     晴れ
       
参考     山頂(12時) 気温 9.9゜C、湿度 58%、気圧 649.3hPa
 
 
 
富士山自然休養林を通過する須山口登山歩道、同下山歩道を夏山開山中に環境パトロールした。

富士山南麓は宝永火口や黒塚など数多くの側火山があり、降雨量が多く、その歩道や周辺は変化に富んだ自然環境に接することができる反面、土壌侵食が進んでいる。

出会った来訪者は約30人で、10人程度の1団体(ガイドツアー?)を除けば、半数近くの8名はランナーだった。
 
 
20180804map02
(図 歩道荒廃箇所 静岡県CS立体図 緑色の線は今回の環境パトロール・コース。英字は荒廃エリア)
 
 
 
水ヶ塚シャトルバス乗り場でのマナーブック配布

シャトルバス乗り場では、協力金のお願いが行われ、協力した来訪者には記念バッジがが配られていた。「マナーブック」は、バス・チケット切符売り場に外国語版が置かれていた。日本語(英語)版がなかったので、持参した約50冊を提供し、必要な来訪者に手わたすようお願いしたら、快く対応していただいた。
 
  
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(シャトルバス・チケット売り場)
 
 
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(水ヶ塚でゴミ拾い中の方。「ありがとうございます」
 
 
 
歩道の侵食荒廃と複線化
 
須山口登山歩道の自然林入り口(標高約1,500m)から標高1,790mにかけて登山歩道が通行困難になるほど侵食荒廃した箇所があった。2007年3月の大規模なスラッシュ雪崩比べても、場所によっては著しく荒廃した状態だった。
 
 
A) 須山口登山歩道、標高1,500mエリア
 
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(自然林に入ると大小の石の堆積と侵食が目立ち始める)
 
 
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(浅黄塚への分岐地点)
 
 
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(同分岐から50mほど登った地点、歩道がミズ道化)
 
 
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(同 侵食で樹木根が露出し、大きな段差ができた)
 
 
B) 須山口登山歩道、標高1,525m エリア (2013年大規模トレイルラン・レース定点調査地点)
 
未整備のままの歩道脇やその周辺部で大きな侵食が発生。通行困難になった歩道を避け、シカの食害やササ枯れで見通しの良くなった林内の通過しやすい所に踏み跡ができ、マーキングされていた。
 
 

(5年間の経過) 
 
 
P1160741
(2013年大規模トレイルラン・レースでは右肩部分を集中的に通過)
 
 
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(侵食で右肩部分が崩落)
 
 
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(侵食で人の背ほどの段差ができ、歩道が通行困難)
 
 
Img_20180803_234825
(通行困難箇所の数10m手前から林内へ入る踏み跡)
 
 
Img_20180803_234909
(シカの食害、ササ枯れで見通しの良い林内に続く踏み跡)
 
 
Img_20180803_235044
(人は本来の登山道、新たな踏み跡)
 
 
C) 須山口登山歩道、標高1,570mエリア
 
歩道が人の背丈以上に深く侵食し、通行困難になった箇所
 
 
Img_20180804_000408
(通行困難の歩道右脇に踏み跡)
 
 
Img_20180804_000421
(同じく左側の踏み跡とマーキング)
 
 
D) 須山口登山歩道、標高1,680mエリア
 
 
Img_20180804_004103
(従来、まっすぐに進んでいたが 侵食、崩落で歩道通行困難)
 
 
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(崩落箇所の西側に踏み跡と標識、マーキング)
 
 
Img_20180804_004440
(人が見える西側の踏み跡は再度崩落の可能性あり)
 
 
P1160835
(崩落箇所の東側にも踏み跡)
 
 
E) 須山口登山歩道、標高1,800mエリア 

ゴンバ沢を渡渉する地点で通過しづらい従来の歩道を通らず、直進してから渡渉する踏み跡が明確になっている。同様に通過しづらい歩道の両端に踏み跡があり、このままでは、複線が一緒になり拡幅する懸念がある。
 
 
Img_20180804_010837
(ゴンバ沢の渡渉の従来の歩道を避け、直進する踏み跡)
 
 
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(従来の歩道の両脇にみられる踏み跡)
 
 
F) 須山口登山歩道、 御殿庭下~御殿庭中の標高2,080mエリア

歩道の一部が侵食し始めると、初期の段階で対応できなければ、侵食は深く、さらに横断方向にも広がる。侵食した歩道を修復せずに、来訪者への注意喚起ロープを設置しても、侵食が広がりロープ用の立杭の基盤が崩れ、さらに侵食が広がる。今後侵食が広がれば、植生部分に踏み込む懸念がある。
 
 
Img_20180804_023218
(ミズ道となった侵食部を避け両側を通過)
 
 
Img_20180804_023425
(整備してもすぐに使えなくなる注意喚起ロープ)
 
 
G) 宝永第三火口から三辻・幕岩上エリア (自然休養林ハイキングコースH )

須山口登山歩道のような自然侵食によって歩道が荒廃し、通過困難になった箇所は少ないが、複線化した箇所や拡幅箇所が多い。
 
 
Img_20180804_034747
(ダケカンバの根が浮いて倒れようとしている) 
 
 
Img_20180804_035158
(宝永第三火口・御殿庭入り口間)
 
 
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(宝永第三火口・御殿庭入り口間) 
 
 
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(宝永第三火口・御殿庭入り口間)
 
 
P1160929
(小天狗塚・三辻間)
 
 
Img_20180804_043106
(三辻・幕岩上間)
 
 
H) 幕岩上・御胎内エリア (須山口登山道の世界文化遺産区間)

幕岩上・須山口下山歩道1.5合間は、樹林の尾根を緩やかにうねる狭い登山道だったが、2013年の大規模トレイルラン・レースで1,800人が通過し、直線的に進むランナーが植生に踏み跡を残した。その後、その踏み跡をたどる来訪者が増え、歩道の複線化、拡幅が顕著となり、幅広い無植生域が毎年広がっている。現状では、この世界文化遺産の登山道に、なんら対策もなく、このままでは、踏み跡がさらに増え、複線化・拡幅、無植生域の拡大が懸念される。
 
 
P1160940
(世界文化遺産の登山道。複線化) 
 
 
P1160943
(世界文化遺産の登山道。複線化、拡幅箇所)
 
 
P1160945
(世界文化遺産の登山道。複線化、拡幅箇所)
 
 
P1160947
(世界文化遺産の登山道。新たな踏み跡で複線化)
 
 
P1160949
(①右折する歩道に対し直進する踏み跡ができている)
 
 
P1160953
(②登山道を外れて直進する踏み跡が数本に分かれる)
 
 
P1160959
(③踏み跡は登山道に合流)
 
 
P1160962
(尾根の広い部分が踏み跡となっている)
 
 
P1160993
(御胎内近くの複線区間)
 
 
今回、環境パトロールを行った登山道やハイキング・コースの多くの箇所で、侵食により歩道が通過困難となり、歩道外の林内に幾筋もの踏み跡やマーキングが付けられていた。林内は見通しがよく、どこでも通過できそうに思える。しかし、自然休養林は国有林であり、大半が国立公園の特別地域にも指定されている。保護・管理が趣旨の世界文化遺産に登録した登山道でさえ複線化や拡幅が見られ、形状が変化し、周辺環境も損傷している。
 
 
 
ゴミ回収 58個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙 2         (4)衛生物 1  (7)紙片 1
3.プラスティック 14  (3)菓子容器 2 (5)破片 10 (6)その他 2
5.ビニール 40     (2)袋 5 (3)紐 34 (5)その他 1
6.鉄 2         (2)飲料缶 1 (8)その他 1

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