« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月30日 (土)

富士山国有林森づくり

5月30日(土)に富士市大淵、富士山国有林202林班で開催された富士山国有林森づくり連絡協議会のシカ被害対策検討会に参加。昨年11月に開催された共同事業に続くもの。

Imgp4496 開会の挨拶で、連絡協議会の仁藤浪会長は、ニホンジカ食害の影響の大きさにふれ、「植えても、植えても鹿の数にはかなわない。次の10年はやり方を変える」と指摘された。

Imgp4507 静岡森林管理署の猪股森林ふれあい係長から、麻テープ幹巻きによるブナ大苗への対策を親切ていねいに指導いただいた。

 

Imgp4510 4月に開催された平成21年度富士山3776自然林復元大作戦(植樹活動)では、ニホンジカの食害対応として初めて、大苗の植栽が行われた。2mを越える大苗では、梢端部へシカの口が届かず、食害対策として効果があるといわれている。ただし、大苗は、根系の発達が難しいそうだ。

Imgp4514 ブナの大苗の周りにパッチ状に植えられた1mに満たない広葉樹は、残念なことに、1月の間に殆んど梢端部を折られている。

 

Imgp4525 Imgp4528 今回、食害対策としてミズナラやマユミに、地際から1mほど麻テープで幹巻きをし、その上部には、昨年試行した麻テープのホチキス留めにしてみた。幹の保護と、上部の枝葉にストレスをかけずに保護することとを狙っている。今後モニタリングで効果を確認したい。



Imgp4544 閉会の挨拶で、永井静岡森林管理署長から、ニホンジカの食害対策には、ニホンジカの個体数管理が必要とのお話があった。また、連絡協議会会長の仁藤さんが富士山自然林回復活動への多大な貢献で、「国民の森林づくり」推進功労者表彰を受賞されたとの紹介があった。

参加された各団体の皆さまや連絡会の事務局を担当されている森林管理署のみなさま、いつも準備指導いただいているNPO富士山自然の森つくりのみなさま、意見交換や指導ありがとうございました。




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月27日 (水)

活動報告 09-07 須山口登山歩道周辺のブナ

活動日・時間 2009年(平成21年)5月19日(火)12:30 - 16:00 
活動区域 水が塚、須山口登山歩道1.5合周辺
天候     曇
参考     山頂    気温  -3.3゜C、湿度24%、640.8hPa(12時)
                河口湖上空4km  W 14m/s(12時)

 

新緑すすむ
Imgp4350 Imgp4353 森の入り口は、1週間でさらに緑が増した


Imgp4357 新緑の中にミツバツツジ(カントウミツバツツジ)の紅紫が映える。


Imgp4355 だが、新緑の林庄はスズタケの枯れが進行している。



須山口登山歩道周辺のブナ (標高1500m~1550m)
Imgp4361 日本の冷温帯落葉広葉樹を代表するブナは、富士山南麓地域でもよく見かける。ブナは日本海側では葉が大きくかつ薄い。一方太平洋側では小さくかつ厚くなる傾向があるといわれている。

Imgp4197 須山口登山歩道周辺のブナ(標高1500m~1550m)の葉の長さを計測してみた。


01 他地域のブナと比較してみると確かに太平洋側のブナは小さいといえそうだ。(図: ブナの葉の長さの比較 出現頻度%)
富士山、高隈山(鹿児島県大隈半島、ブナの南限)、六甲山は成樹のみ、白神山地は不明。六甲山と白神山地の調査データは、神戸市教育委員会調査による。

 

ゴミ回収 107個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
須山口登山歩道両側のスズタケのいたるところにシカ道(獣道)ができ、見通しがよくなった。歩道の両側数mに空き缶やペットボトルの投げ捨てが多い。

1.紙類
(5)タバコ吸殻 14
(7)紙片 12
(8)その他 タバコ箱 2
2.布類
(3)切端 リボンガーゼ(宗教?)かたまり 1
(4)その他 軍手 1
3.プラスチック類
(1)ペットボトル 4
(3)菓子容器類(飴) 7
(5)破片 13
4.発泡スチロール類
(4)破片 12
5.ビニール類
(2)袋類 6
(3)紐類 5
(4)破片 7
6.鉄類
(2)飲料缶 10
(7)その他 オイル缶 1 ふた 1
(8)アルミ飲料缶 7
7.ガラス類
(1)飲料ビン1
(3)破片 3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月13日 (水)

活動報告 09-06 ビニール紐マーキング放置

活動日・時間 2009年(平成21年)5月12日(火)11:00 - 19:00 
活動区域 水が塚、須山口登山歩道1.5合、2.5合周辺
天候     晴れのち曇
参考     山頂    気温  -0.1゜C、湿度51%、638.5hPa(16時)
                河口湖上空3km  WSW 16m/s

新緑の季節
Imgp4180_2Imgp4189_2   マメザクラの開花も終わり、富士山南面の森も初夏のようだ。森の入り口もすっかり新緑になった。

Imgp4192_3 Imgp4207_4 Imgp4205_3 ブナ、オオイタヤメイゲツの新葉やシロカネソウの清楚な花が目に飛び込んでくる。

Imgp4279_2 2000m付近では、ミヤマハンノキも葉が開き始めた。



自然林でのニホンジカ食害 (標高1600m~2000m)
標高1600m以上の国立公園、国有林内では自然林内でニホンジカ食害が広がり、2000mを越える高さまでニホンジカが進出している。

Imgp4243_2 Imgp4246_2 須山口登山歩道沿いでは、1600m~1800mでナナカマドの樹皮食害が目立った。特に南斜面で風の影響の少ないところでは、大方のナナカマドに食害跡がある。

Imgp4234_2 径の大きなウラジロモミにも樹皮剥ぎの食害が増えた。


Imgp4262_2 1800m~2000mでは、針葉樹とくにウラジロモミに枝の樹皮剥ぎが見られる。枯れが進んだウラジロモミの幼樹が点在する。御殿庭の美しい景観は、やがて大台ケ原のように樹木がなくなるかもしれない。

 

須山口登山道の荒廃
Imgp4326_2 Imgp4211_2 2007年3月のスラッシュ雪崩で約2mの落差ができた登山道は侵食が進んだ。迂回部分も崩れはじめた。須山口登山歩道では、同様な侵食と迂回するための登山道の拡幅が多い。行政による適切な調査・管理をお願いします。 参考 2007年3月スラッシュ雪崩
    

 

ビニール紐などによる冬季マーキング放置Imgp4280_2 Imgp4289_2 Imgp4293_2 Imgp4295_2 Imgp4298_2 Imgp4299_2

Imgp4301_2

Imgp4316_2 Imgp4303_2 Imgp4311_2

Imgp4314_2昨年12月以降に着けられた ビ ニール紐のマーキングが多数放置されていた。ビニール紐が強風で解れ、周囲の枝に絡みつき、枝が折れていた。生態系や景観への悪影響など懸念される。

 

ゴミ回収 137個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.    紙類
(5)タバコ吸殻 1
(7)紙片 2
2.布類
(3)切端 3
(4)その他 毛糸47
3.プラスチック類
(3)菓子容器類(飴) 4
(5)破片 1
5.ビニール類
(3)紐類 60
(4)破片 5
(5)その他 テープ 10
6.鉄類
(7)その他 鈴 1
8.ゴム類
(4)破片 21 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »