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2009年1月27日 (火)

富士山エコレンジャー講習会

1/25(日)沼津市で開催された富士山エコレンジャー講習会に参加した。

P1060116 静岡県県民部自然保護室の橋本室長は「静岡県施策」を解説。静岡県では、平成20年度から「富士山に係わる総合的施策の推進」を戦略展開の重要テーマの一つとして位置づけている。29の施策・事業がある。

Shisaku なかでも、富士山環境保全推進事業は中心的な施策のひとつだ。




P1060118 富士山エコレンジャー連絡会会長の仁藤さんは「活動の基本」を話された。環境負荷、人的要因、部位的要因、自然環境保全活動の実践的参加と継続活動を中心にまとめられた。富士山を大事にしてもらうお願いの立場を基本とする姿勢を指摘。富士山エコレンジャーは、もともと富士宮自然観察の会有志が自然環境保全活動を実践したものが、ふじさんネットワークの横断的活動として、平成14年7月に組織化されたものだ。

    

P1060128 静岡県世界遺産推進室の窪野さんは「富士山世界文化遺産登録推進に向けた取り組み」について説明。平成19年の世界遺産暫定リスト登載以降、現在は第2ステージとしてユネスコへの推薦段階にある。顕著な普遍的価値の証明、国内における万全の保護措置を準備中とのことである。国の文化財指定や保存管理計画の策定、構成資産の周囲の緩衝地帯設定などが当面の課題だそうだ。

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2009年1月24日 (土)

活動報告 09-02 ニホンジカ41頭目撃

活動日・時間 2009年(平成21年)1月24日(土)8:30 - 14:30 
活動区域 二合目林道
天候      晴れ、曇、雪
             深沢            気温  -5.4゜C、積雪なし(12時)
参考:          山頂            気温 -20.7゜C、湿度45%、617.9hPa(12時)
                  河口湖上空4Km WSW 33m/s(12時)

 

水が塚からの富士山
P1050935 2週間前に比べて積雪は少ない。



マーキングは止めよう
スカイライン沿いに、ビニールなどのマーキングが目立つ。生態系への悪影響もあるし、景観もそこなう。公共の財産である自然公園や国有林を大切にしよう。


ニホンジカは
林道を歩いて、41頭のニホンジカを目撃した。静岡県森林林業研究センターの調査では、富士地域に1万頭のニホンジカが生息しているそうだ。

P1050963 林道沿いのスズタケは殆んど枯れている。スズタケが頭部にだけ冬芽をつけるためニホンジカの食害にあうといわれている。


P1050967 P1050969 P1060034 P1060051 1月にはいって、広葉樹の樹皮剥ぎが広がった。樹皮剥ぎされた大半は、キハダ。冬場、最初にこの樹皮から食べらるようだ。(マユミなどの樹皮剥ぎもある)

P1060052 林床には幼樹は見かけず、植生が貧弱。消失しているときもある。

 

P1060044 P1060048 場所によっては荒澤ができている。森林の土壌保全機能が損なわれ土砂災害が起こる恐れがある。

 

Imgp3720 P1050960 P1050996 林道では、雪の部分にテンやキツネやイノシシの足跡や糞がみられる。動物相も今は多様だ。

P1060063 だが圧倒的に多いのはニホンジカの痕跡。一つの種がこれほど増えてくると、他の動物や植物や土壌などとの"つながり"が、おかしくならないのだろうか。



ゴミ回収 58個  (調査票に対応)

二合目林道沿いには飲み物の空き缶などのゴミが多い。付近には多くの野生動物が生息している。人工の味を覚え、餌付けされる恐れもある。林道利用者へのマナー啓発が要請される。

2.布類
(3)切れ端 9
3.プラスチック類
(1)ペットボトル 2
(3)菓子容器類 6
(5)破片 3
(6)その他 化粧品容器 1
5.ビニール類
(3)紐類 20
6.鉄類
(1)缶類 7
(7)その他 ホイール 1
(8)アルミ飲料缶 4
7.ガラス類
(1)飲料ビン 3
  8.ゴム類
(2)履物類 長靴 2

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2009年1月21日 (水)

戦略課題研究「富士山」実施記念講演会

1月21日に富士市で開催された静岡県森林・林業研究センター主催の戦略課題研究「富士山」実施記念講演会に参加した。

 

P1050867 主たる講演は東京農業大学名誉教授の杉浦孝蔵さんの「山菜など森林資源を活かした林業経営」。山菜文化のお話で、人と山菜とのつながり、地域の森林資源・山菜の持続的な利用を分かりやすくお話いただいた。

 

P1050814 静岡県森林・林業研究センターの大橋正孝さんは「富士山周辺におけるニホンジカの生息と対策について」を解説された。

静岡県富士地域における2006年のニホンジカの分布(542km2)、生息密度(全域で18.4頭/km2、国有林では50.1頭/km2)、推定生息頭数(1万頭)という調査結果は、3頭/km2以上で作物被害、5頭/km2以上で自然植生被害大とする環境省の評価基準を遥かに上回っているという。

富士地域は、シカにとって餌場になる草地が多く、増えやすい生息環境だ。必要なシカ対策として、「捕獲圧を高める」、「草地(餌)環境を管理して、出生数を抑える」、「守りたい森林、植栽地などは防護柵を設置」、「国有林、神奈川県や山梨県と連携して取り組む」、「新たな捕獲手法の検討、生息密度と森林被害の究明」といったことを指摘された。

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富士峯修行

Hoensan 富士市博物館で開催されている企画展「富士山の法印(ほうえん)さん -大宝院秋山家資料資料展-」を見学した。幸運にも、企画展示を担当されている学芸員の大高さんの解説も伺うことができた。





Hoensan2 昭和初期まで富士山で修験道を実践する山伏(法印さん)の峰入行(富士峯修行ふじみねしゅぎょう)が行われていた。当時を彷彿とさせる資料(文化遺産)を目の前にすることができる貴重な展示だ。

 

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2009年1月17日 (土)

セミナー「生物多様性とその重要性」

1/17(土)山梨県自然環境科学研究所で開催された富士山自然ガイド・スキルアップ・セミナーに参加した。

P1050685今週3日目の富士吉田。パインズ・パークでは子供たちがソリ遊びに興じていた。



 

P1050692今回は、東北大学教授の中静透さんの「生物多様性とその重要性」と題するセッション。2部構成
1.「生物多様性とは何か」
2.「生物多様性の重要性」



Bd
生物多様性という、最近良く聞く割には、なんとなく分かりづらい時代のキーワードを事例をまじえて丁寧に説明いただいた。

生態系サービスのまとめとして、生物多様性との関連から、「安心、安全」
(調整サービス)、「お金じゃない、幸せになる」(文化サービス)という見方がおもしろかった。

生物多様性のお話を聞きながら、フィールドとしている富士山南麓の森での、ニホンジカによる森林生態系の破壊、富士地区のツキノワグマの絶滅危惧、自生種によるブナ植栽が思い浮かんだ。

Mori ダイナミックな森林と樹木の多様な生き方を解説した「日本の森林/多様性の生物学シリーズ-① 森のスケッチ」は、中静さんの著作だ。

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2009年1月14日 (水)

国際シンポジウム「自然公園としての富士山 - 2」

1/13(火)、14(水)に富士吉田で開催された、山梨県環境科学研究所主催 国際シンポジウム「自然公園としての富士山 - 2」に参加した。


P10504041日目 快晴の富士。空気が澄み切っている。



P1050633勧進元 荒巻重雄 山梨県環境科学研究所所長のオープニングでスタート。富士山の自然景観・自然が「本当にこれでいいのだろうか?」というお気持ちが早速伝わってくる。

P1050649 Diane M. Chalfant 米国国立公園局Visitor Experience 副部長補は「米国国立公園のシステム: イエローストーンから今日に至るまで」と題するセッションで、主として管理面から米国国立公園を紹介いただいた。米国国立公園の規模、質ともにお金のかけ方が違う。

P1050599 高橋進 共栄大学教授は「国立公園における自然解説とエコツーリズム - 日本型と米国型の国立公園システムの比較 -」を講演。米国と日本の国立公園をデズニーランド型と大道芸型として分かりやすく解説される。日本型も先進的な面があると強調された。

P1050667 米国国立公園局Harpers Ferry CenterのSam Vaughnさんは「インタープリテーションとビジター体験」を講演。35年にわたる国立公園でのインタープリターの経験を踏まえて解説。インタープリテーションとは、いわゆるガイド解説のみならず、オーティオ・ビシュアル・メデイア、ミュージアムでの展示、出版、現場での展示をふくめ、公園の資源・価値を守ることを助けるという話が印象に残った。

 

P1050617 P1050631 2日目 2日続けて低温注意報がでる中、シンポジウム会場は熱気にあふれている。

 

P1050637 昨日の公園管理とインタープリテーションの実際をさらに踏み込んで解説し、Q/Aで理解を深めた。Dianeさんは、米国でも子供たちが国立公園(自然)に興味を持たなくなっていることに危機感を持っており、子供たち向けのさまざまな活動が必要と力説された。

P1050662 P1050671 インタープリテーションの解説は新谷雅徳代表とSamが対話形式で進めた。Samtはインタープリテーションをインターブリテーションした。凄いことだ! 新谷さんは、米国でのインタープリター経験を語られた。

自然公園「富士山」を学ぶ良き機会を提供いただきありがとうこざいました。

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2009年1月11日 (日)

活動報告 09-01 雪の下の植生を大切に

活動日・時間 2009年(平成21年)1月10日(土)11:00 - 16:00 
活動区域 水が塚駐車場、須山口1.5合、西臼塚
天候 晴れ   水が塚         気温  -0.1゜C、積雪10~15cm(11時)
                  須山口1.5合  気温  -2.2゜C、積雪15cm(13時) 
参考:          山頂            気温 -22.1゜C、湿度81%、616.2hPa
                  河口湖上空3Km WNW 11m/s(11時)

 

雪の水が塚
P1050192 暖かな静岡にも雪。富士山の恵みだ。水が塚で子供たちはソリ遊びを楽しんでいる。

 

P1050198 P1050197 困ったことに雪で隠れた歩道に4WDで乗り上げたり、植生を台無しにする不心得者も現れる。雪の下の植生も大切にしよう。

 

水が塚の森も雪景色
P1050227 P1050210 P1050224 水が塚の森も雪で覆われた。歩道の両側のスズタケや樹木が雪の重みで傾き歩きづらい部分もあるので注意しよう。雪面には動物達の痕跡。雪の上で楽しい観察ができる。テンの足跡と糞。

 

ニホンジカは
水が塚(1450m)付近のニホンジカは、この雪の中どうしているだろう。
P1050277 P1050263 P1050279 見上げると氷をまとった樹木が美しい。目を下に転ずると、スズタケを覆った雪面にニホンジカの足跡が続き、ところどころに糞もある。

P1050301 Img_0105 雪面に60cmx30cm程度の穴がある。どうやら雪の中でもうずくまって休んでいるようだ。右の写真は、無雪期だか、ニホンジカが休憩している様子(生き物調査のセンサーカメラにて撮影)

Dsc00583 センサー・カメラに、雪の重みでしなったウラジロモミの葉にクチを近づけるニホンジカが写っていた(2008/12/14)。殆んどおなじような状景が昨年1月に記録されている。 やはり葉を食べているのだろうか。

P1050327 西臼塚(1200m)付近には殆んど雪はなかった。ウラジロモミの地際の樹皮剥ぎがはじまった。比較的あたらしく、土も少し掘っているようだ。


午後は快晴
P1050315


  

ゴミ回収 9個 
ゴミ収集記録(調査票に対応)

水が塚周辺は、積雪のためゴミが殆んど隠されている。それでも樹木の枝にペットボトルがおかれているなど来訪者へのマナー啓発が必要。

1.紙類
(7)紙片 1
3.プラスチック類
(1)ペットボトル 2
(2)弁当関係類 1
(3)菓子容器類 3
5.ビニール類
(3)紐類 1

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2009年1月 1日 (木)

2009年の幕開け

P1050164朝8時の水が塚駐車場。気温-7℃。例年の元旦は来訪者が少ない。今年は水が塚駐車場が賑わっている。

P1050167 しばらく続いた強風のためか、黒い岩肌が出ている。朝8時の山頂は気温-24.7℃。河口湖上空4kmは北西の風17m/s。この時期の登頂条件としては良い。

P1050175 富士宮市浅間大社(北西側)からの山頂。剣が峰が中央でちょうど山型にみえる。今年も富士山の自然環境保全にむけた取組が実を結んでいきますように。

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