2019年2月25日 (月)

活動報告 2018-22 須山口登山歩道の合同環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)2月16日(土)9:00 - 13:00 
活動区域  水ヶ塚公園→須山口登山歩道→御釜塚→水ヶ塚公園
天候     晴れ、 弁当場(8時) 気温 -2℃
       
参考     山頂(9時) 気温 -12.7℃、湿度 72%、気圧 626.8hPa
        舘野(9時) 気圧 600hPa、高度 4141m、 気温 -10.9℃、湿度 70%、風速 41m/s、256° 
 
 
 
 
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水ヶ塚公園からの富士山。樹林帯の上に宝永火口の景観。
 
 
 
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南側から西側にかけて、樹林帯の上は黒い肌がむき出しになる。
 
 
 
樹林帯では、ニホンジカの痕跡土壌侵食が目立った環境パトロールだった。
 
 
 
半日で、ニホンジカを15頭目視した。環境パトロールでは、シカ道、シカの糞、シカによる樹皮はぎなど数多くの痕跡を記録した。
 
 
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蹄で踏みつけられたシカ道が交差している。
 
 
 
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まとまった足跡の群れ。越冬地だろうか。
 
 
 
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糞もいたるところに。
 
 
 
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食料となる草やスズタケも枯れると、樹皮まで噛じる。キハタは好物のようだ。
 
 
 
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マユミの樹皮もよく噛じられる。
 
 
 
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倒木は枝まで噛じられる。
 
 
 
富士山南麓では、森林管理署や県、地元行政、NPOなど関係者がニホンジカ低密度管理に注力しているが、樹林帯を歩くたびに、数多くのニホンジカの痕跡にであう。全国各地でこのような状態だという。
 
 
 
南麓の樹林帯では、噴出した溶岩や火山噴出物の上に、長い年月をかけ、生物の営みが土(土壌)を作り出している。その土壌が森を育む。また、森の植生が土壌の流出を防ぐ働きをしている。だが、傾斜があり、年間降雨量3,500ミリを超える富士山南麓の森では、ちょっとしたことがきっかけとなって、土壌流出が加速される。
 
 
 
ニホンジカの踏みつけさえ、度重なると、その影響は軽視できない。
 
 
 
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傾斜地のシカ道を見ると、侵食が目立つ。
 
 
 
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防鹿ネットに空いた穴をシカが頻繁に通ると、斜面も侵食し崩れていく。
 

 
富士山南麓には塚状の「側火山」が多い。比較的小さな側火山でも、火山噴出物も含まれ崩れやすい。ちょっとしたきっかけで崩れ始めると、多量の降雨で侵食が加速していく。
 
 
 
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2012年、第一回大規模トレイルラン・レースのコースとなった、側火山の崩落崖上を通る登山歩道区間は、侵食が進み、今では通過できず、直上の斜面に迂回路が設けられている。


 
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対岸から見ると、その崩落箇所は年々大きくなっている。富士山地質図によれば、年代の異なる溶岩流が複雑に交差しているところだ。
 
 
 
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その迂回路に作られた木段は数年で腐朽し、来訪者は通過しづらいためか木段を避け、脇を通って複線化している。複線化部分がミズ道となり、さらに侵食する。
 
 
 
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崩落崖近くに、来訪者は不安定な通過を強いられている箇所がある。毎年の大規模トレイルラン・レース開催で、崖上の狭い歩道が次第に荒れ、2016年、豪雨の中で開催されたレースで、ランナーのスリップが90件を上回った場所だ。
 
 
 
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2014年のレースで岩が落ちた涸れ沢の渡渉点も、侵食が進んだ。
 
 
 
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2012年には、ホースの露出がなかった地点では、3回の大規模トレイルラン・レース後、コース利用されなくなっても、一旦荒れると、ホースが浮き上がるほど侵食が続く。

 
 
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来訪者は荒れた箇所を避ける。そのため、貴重な植生が損傷している。 
 
 
 
 
ありがたいことに、地元の保存会や行政の方が中心となり、荒れた歩道の整備は行われている。急増水した涸れ沢内の歩道は、新たに移設された。また、崩落した歩道は、埋め立てられ整備された。整備に関わっている皆様のご尽力に感謝したい。
 
 
 
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涸れた沢を利用していた登山歩道は、豪雨の中決行されたUTMF2016で、急な増水によりランナーが流された事件を考慮されたのか、西側の旧ゴルフ場脇に移設され、新たな歩道が整備されていた。

 
 
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2013年に大規模トレイルラン・レース中に崩落した配水管設備脇の歩道が埋め立てられ整備された。
 
 
 

昨年、地元の保存会にランナーのボランティアが協力した歩道整備のうち、二箇所で侵食の出方に違いがあった。石段を設置した箇所は、木段や土段に比べて耐水、耐久性に優れている。崩れやすい富士山南麓の環境条件では、支持力が大きく、耐久性に富む、石組みや石段、場合によっては舗装が歩道整備に適しているかもしれない。
 
 
 
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大調整池水門東側の迂回路。土段の部分は、一年もたたない間に侵食がみられる。
 
 
 
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水源地へ降りる石段は頑丈。
 
 
 
 

ゴミ回収 9個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
3.プラスティック  5 (1)ペットボトル 1 (5)破片 4
5.ビニール     4 (3)紐 4
 
 
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水ヶ塚の公衆トイレに放置されたゴミ袋。
 
 
 


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2019年2月 4日 (月)

活動報告 2018-21 黒塚周辺の環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)2月2日(土)8:30 - 12:30 
活動区域  須山口登山歩道弁当場→黒塚→フジバラ平→弁当場
天候     晴れ、 弁当場(8時) 気温 -2℃
       
参考     山頂(9時) 気温 -19.2℃、湿度 70%、気圧 629.3hPa
        河口湖上空3km(9時) WNW 20m/s 
 

 
須山口登山歩道の弁当場から、黒塚を経てフジバラ平へ環境パトロール。

 
 
雪が少なかった富士山南麓でも、前日、雪が降り積もった。
 
 
  
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上部は強い西風のためか、岩肌がむき出しになっている。
  
 
 
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フジバラ平の積雪 15cm程度の深さ。
 
 
 
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弁当場には来訪者の車の轍。
 
 
 
 
 
黒塚・須山口登山歩道周辺では、毎冬、数多くのニホンジカの生息や食害が記録されている
 
 
 
歩道を横切るニホンジカの足跡が雪上に見られた。特に、フジバラ平から、黒塚東側の歩道上では、ニホンジカ集団の跡だ。
 
 
 
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シカ道化した斜面。黒塚山麓北東部。
 
 
 
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集団の足跡。フジバラ平。
 
 
 
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集団の足跡。黒塚山麓北東部。
 
 
 
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集団の跡。黒塚山麓北東部。
 
 
 
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集団の跡。黒塚山麓東部。
 
 
 
 
黒塚の斜面に数箇所、テンの足跡。また、副蹄がはっきりした足跡も見られた。
 
 

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テンと思われる足跡 黒塚。
 
 
 
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副蹄がある蹄跡。イノシシ?
 
 
 
 
雪で景観が変わる冬の環境パトロールも愉しい。
 
 
 
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2019年1月23日 (水)

活動報告 2018-20 水ヶ塚周辺の合同環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)1月19日(土)9:00 - 12:00 
活動区域  水ヶ塚→須山口登山歩道→水ヶ塚
天候     晴れ、 水ヶ塚(8時) 気温 -5℃
       
参考     山頂(9時) 気温 -17.5℃、湿度 50%、気圧 631.4hPa
        河口湖上空3km(16時) WNW 25m/s 
 

 
水ヶ塚から須山口登山歩道を浅黄塚本面へ環境パトロールした。
水ヶ塚公園は、土曜日なので平日に比べて来訪者は多い。駐車場南側の公衆トイレは利用できた。
 
 

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水ヶ塚公園駐車場。
 
 
 
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水ヶ塚公園では、家族連れがソリ遊びを楽しんでいた。
 
 
 
須山口登山歩道は、場所によっては、昨春の大雨で侵食した歩道が歩きづらいところもある。
 
 
 
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須山口登山歩道から浅黄塚方面への分岐点付近。歩道が荒れている。
 
 
 
 
林床のスズタケや低木がほとんどない。ニホンジカも影響している。ニホンジカは林床の植生を食べ尽くすので低密度管理が必須と言われている。大木の幹をかじり、大木は数年で枯れる。林内には倒木や枯れた木が多い。

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林内の見通しはよいが、枯れた樹の大枝落下事故などが起きていて危険だ。
 
 
 
スズタケはほとんど枯れた。あらたに再生しているところもある。だが、ほんの数箇所だ。シカ植生保護柵内のスズタケが青々と群生している様子とは対象的だ。10数年前までは、水ヶ塚周辺の林床はスズタケで覆い尽くされていた。
  
  
  
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背の低いスズタケがわずかにあった。
 
 
 
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シカ植生保護柵内のスズタケ。
 
 
 
ニホンジカが骨の姿で横たわっていた。
 
 
 
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下顎、前脚はなく、角もない。♂の成獣。
 
 
 
雪上には、ニホンジカをはじめ、キツネ、ニホンリス、テン、ヤマドリなど野生動物の足跡がみられた。
 
 
 
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テンのシャクトリムシのような走行跡では?
 
 

 
ゴミ回収 18個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
 
3.プラスティック   10 (2)弁当 5 (3)菓子容器 2 (5)破片 3
4.発泡スチロール  1  (1)弁当 1
6.鉄 6           (2)飲料缶 5 (5)アルミ飲料缶 1
7.ガラス 1        (1)飲料ビン 1 

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2019年1月14日 (月)

活動報告 2018-19 水ヶ塚公園の環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)1月7日(月)8:30 - 16:00 
活動区域  水ヶ塚公園周辺の歩道
天候     晴れ、気温 -3℃(8時)、2℃(16時)
       
参考     山頂(9時) 気温 -21.0゜C、湿度 63%、気圧 628.8hPa
        河口湖上空4km(16時) WNW, 28m/s 
 

 
2019年最初の環境パトロールに水ヶ塚公園を訪れた。夏のシャトル・バス乗り換えの賑やかさはない。当日の水ヶ塚公園は積雪もなく、静かな富士山の森に囲まれていた。
 
 
 
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来訪者はほとんど見かけない。
 
 
 
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雪が降っても西南側は、強風で雪が飛ばされ、岩肌がむきだしになる。
 
 
 
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落葉の季節は、針広混交林がよく分かる。
 
 
 


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静岡県CS立体図をみると、水ヶ塚公園は側火山に囲まれている。
 
 
 
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水ヶ塚公園に西側、側火山のひとつ、腰切塚。
 
 
 
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腰切塚の麓の雪遊び広場。まだ、ソリ遊びができない。
 
 
 
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ふれあい広場の遊歩道。
 
 
 
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腰切塚の遊歩道。案内標識。
 
 
 
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植林を通る歩道は、木の根がむき出しになり、傷んでいる。
 
 
 
 
ゴミ回収 38個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

3.プラスティック 21  (3)菓子容器 2 (5)破片 10
4.発泡スチロール 7 (4)破片 7
5.ビニール 7      (3)紐 2 (4)破片 5
6.鉄 2          (2)飲料缶 2
7.ガラス 1       (3)破片 1
 
 


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2018年12月 7日 (金)

活動報告 2018-18 水ヶ塚周辺の合同環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)12月1日(土)9:00 - 11:30 
活動区域  水ヶ塚→南山林道→須山口下山歩道→水ヶ塚
天候     晴れ
       
参考     山頂(9時) 気温 -12.5゜C、湿度 96%、気圧 635.3hPa
 
 
 
エコサポーターの研修もかね、水ヶ塚から南山林道を経て須山口下山歩道を環境パトロールした。
 
 
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参加した富士山エコレンジャー、エコサポーターの仲間。 
 
 

 
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2週間前と同じような景色。風が強い。
 
 
 
 
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強風が雪を飛ばしたようだ。
 
 
 
 
富士山南麓は笹(スズタケ)が枯れ、いたるところで林床の植生がまばら。見通しがいい。10年ほど前まで、林床のスズタケで林内は見通せなかった。笹の枯れや病害、さらにニホンジカの影響もあって、森は確かに変わってきた。
 
 
 
 
Dsc_0007
南山林道周辺も見通しがいい。
 
 
 
 
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場所によっては、スズタケが再生してきたが、まだ、ほんの少し。
 
 
 

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南山林道でも土砂の堆積や侵食が目立つ。
 
 
 
 
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沢筋はずいぶん広がっている。
 
 
 
 
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ブナが幹折れしている。今年は、風倒を多く見た。
 
 
 
 
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見上げたハリギリも枝が折れていた。
 
 
 
 
ゴミ回収 5個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
  5.ビニール 5     (5)その他 5
 
 
 

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2018年11月22日 (木)

活動報告 2018-16 富士山自然休養林の合同環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)11月17日(土)8:30 - 13:30 
活動区域  水ヶ塚→御殿庭下→ガラン沢→水ヶ塚
天候     晴れ
       
参考     山頂(9時) 気温 -7.4゜C、湿度 100%、気圧 639.1hPa
 
 
 
水ヶ塚から御殿庭下までの須山口登山歩道を環境パトロールした。
 
20181117
参加した富士山エコレンジャー、エコサポーターの仲間。 
 
 

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南麓の樹林に冬が近づいてきた。 
 
 
 
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山頂は既に冬景色。
 
 
 
笹(スズタケ)が枯れ、林床の植生がまばらな人工林や自然林の森は、見通しがいい。10年ほど前は、林床の植生で林内は見通せなかった。ニホンジカの影響もあって、森は確かに変わってきた。
 
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ウラジロモミの人工林。
 
 
 
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自然林の入り口。
 
 
 
歩道の侵食荒廃

富士山自然休養林内の歩道は、ここ数年、侵食が激しく、歩道の整備がなかなか追いつかない。ハイキング・コースだが、十分注意して利用したい
 
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御殿庭下の景観
 
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日本庭園風景観はいつ見ても素晴らしい。 
 

 
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歩道沿いの針葉樹が伐採されたままになっている。この景観に似合わない。
 
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針葉樹の季節 

落葉した森は常緑の針葉樹がはっきりと確認できる。
 
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針広混交林。炎型の樹形はトウヒ属。
 
 

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ウラジロモミ。
 
 
 
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コメツガ。
 
 
 
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ゴヨウマツ。
 
 
 
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アスナロ。
 
 
 
Img_20181117_012028
針葉樹では珍しく落葉するカラマツ。赤い実はナナカマド。
 
 
 
 
ゴミ回収 36個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

3.プラスティック  2 (3)菓子容器 2 (5)破片 10 (6)その他 2
5.ビニール 32    (3)紐 28 (5)その他 4
7.ガラス 1      (2)飲料ビン 1
8.ゴム 1       (2)履物 1
 
 


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2018年10月18日 (木)

活動報告 2018-15 自然休養林(高鉢・西臼塚)環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)10月13日(土)8:30 - 12:00 
活動区域  富士山自然休養林ハイキング・コース(高鉢・西臼塚)
天候     曇り
       
参考     山頂(9時) 気温 -1.8℃、湿度 9%、気圧 647.1hPa
   
    
 
秋の富士山自然休養林ハイキング・コースを富士山エコレンジャー、富士山エコサポーターの仲間と環境パトロールした。ふじさんネットワーク事務局スタッフの方も参加し、富士山自然環境の現状を見て回った。
 
 
Dsc_0061

 
 
出発地の高鉢駐車場周辺では、国内移入種のオオバコ類が数多くみられた。自生種を取り囲んでいる。
 
 
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下り始めると、林床の植生が少なく、見通しがいい。富士山南麓の自然休養林全体で同様な林内景観に出会う。増加したニホンジカの影響が大きいと言われている。
 
 
Img_20181013_002842
 
 
 
このハイキング・コースは、4,5年前のパトロールで多数の倒木が報告された。現在、歩道にかかる倒木は、全て処理され、通過に支障はなくなっている。環境パトロールの報告が管理者まで伝わり、予算の関係で時間を要する場合もあるが、適切に対応していただいた。「ありがとうございます」。
 
 
Img_20181013_011208
 
 
 
今年は台風が日本に上陸したり、近くを通過する機会が多かった。富士山南麓の森でも、強風によって多くの樹が倒された。幸い、今回の歩道には直接の影響はなかった。しかし、周辺では、大木が幹から折れている箇所も散見された。
 
 
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二合目林道を横切り、人工林の歩道になると、旧来の歩道の侵食が進んでいる。ミズ道化して通過困難になり、複線化したり、歩道が拡幅したりしている。樹木の根が露出し、踏みつけられて損傷が激しく痛々しい。
 
 
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人工林からの流水も影響しているのか、側火山の西臼塚周辺では、ナラ広場やブナ広場の歩道閉鎖や立ち入り禁止が複数箇所見られた。
 
 
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西臼塚周辺では、歩道の侵食に対して、幾度も歩道整備が繰り返されてきた。その丸太階段が、とうとう流出し、歩道が複線化していた。富士山南麓の側火山周辺は、歩道や歩道周辺の自然環境保全が特に難しい。
 
 
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西臼塚の自然に親しむために来訪する方に向けた、歩道の閉鎖や通行禁止箇所など、周辺環境の現状を伝え、注意喚起する掲示が必要だ。管理者の方は、対応を検討お願いします。
 
 
 
久しぶりで西臼塚の天辺まで歩いてみたが、歩道周辺に移入種のオオバコが多い。
 
 
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ゴミ回収 4個 (ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.紙 1           (2)菓子容器 1 
3.プラスティック 1     (5)破片 1  
5.ビニール 2       (5)その他 2
 
 

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2018年9月12日 (水)

活動報告 2018-12 雨の御殿場口環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)9月8日(土)8:00 - 10:00 
活動区域  御殿場口新五合目周辺
天候     雨
       
参考     山頂(8時) 気温 4.9゜C、湿度 100%、気圧 645.9hPa、日照時間 0.0h
        河口湖上空3km(8時) SW 22m/s

台風21号通過後も天候不順が続く富士山南麓。御殿場口新五合目周辺で、自然休養林のハイキング・コースを環境パトロールした。さすがに、御殿場口から山頂を目指す登山者には会わなかった。
 
 
 
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ガランとした御殿場口新五合目第三駐車場。
 
 
 
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同じく第一駐車場。
 
 
 
自然休養林のハイキング・コースに入ると、倒木が多い。大小の樹木で、幹折れ、枝折れ、根がえりが見られる。掛り木になって、歩道通過の安全に影響している樹もある。
 
 
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とうとう倒木で歩道が塞がれている。安全や歩道周辺への影響を考え、環境パトロールを打ち切ることになった。
帰りに、家族連れの来訪者にであった。倒木などに十分注意するようお願いした。
  
 
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足元の花々も雨に打たれて、秋の気配。


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ゴミ回収 10個 (ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.紙 4          (7)紙片 1 
2.布 1          (3)切れ端 1
3.プラスティック 5    (1)ペットボトル 1 (5)破片 3  (6)その他 1
5.ビニール 1      (4)破片 1
6.鉄 2          (2)飲料缶 1    (7)その他 1


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2018年8月28日 (火)

活動報告 2018-10 御殿場口・幕岩・二ツ塚環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)8月19日(日)8:00 - 14:00 
活動区域  御殿場口新五合目→幕岩→二ツ塚→御殿場口新五合目
天候     晴れ
       
参考     山頂(8時) 気温 11.2゜C、湿度 17%、気圧 649.2hPa、日照時間 1.0h
 
 
 
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御殿場口からの宝永山と宝永火口上部。大砂走り下山道がくっきりと見える。
 
 
 
混雑日の日曜日の朝、富士宮方面から御殿場口へ向かうスカイライン道路で、ゼッケン付けた百人を超えるランナーと遭遇した。スタッフや警察の誘導や注意喚起は無く、道路のカーブでいきなり直進してきたランナーがいたり、車道内を走ったりして、思わず、『危ない』と叫んだ。最近、こうしたイベントが富士山南麓でよく見られる。
 
 
昨年9月の合同環境パトロール以来11ヶ月ぶりに、御殿場口から幕岩、二ツ塚を廻る環境パトロールを行った。ハイキング・コースでは、来訪者は60人程度で、20人規模のハイキング団体と15人程度のトレイルラン・グループにも出会った。また、「大砂走り」下山道を双眼鏡で観察したが、富士山山頂方面から走り降りる来訪者は多かった。
 


御殿場口新五合目駐車場

昨年と同様、御殿場口新五合目の第一駐車場は、一般車両が駐車禁止となり、第三駐車場を利用した。夏山シーズン以外は、一般来訪者も第一駐車場を利用でき、トイレへのアクセスが容易だが、夏山シーズン中は不便になる。

トイレには、他の登山口には無い携帯トイレの回収箱が今年も設置されていた。しかし、8時と14時に回収箱を覗いたが、空のままだった。せっかく設置された携帯トイレの回収箱が、来訪者にはよく知られていないのかもしれない。

トレイルステーションのスタッフの方に、携帯トイレ持参の推奨や、携帯トイレ販売を尋ねてみたが、御殿場口は長時間、山小屋のトイレが利用できないにもかわらず、今の所、携帯トイレ販売の予定はないらしい。来訪者の方の楽しい思い出、衛生面、さらに景観上も野外排泄を減らしていくようご支援お願いしたい。
 
 
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昨年と同様な駐車場案内板。
 
 
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利用した第三駐車場。
 
 
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朝の第一駐車場。
 
 
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第一駐車場にあるトレイル・ステーション。
 
 
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山小屋情報。今年も五合目から七合四勺まで、長時間(標準で6時間程度)トイレ無し。
 
 
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富士山南麓の登山口では数少ない携帯トイレの回収箱。設置ありがとうございます。
 
 
  
樹林帯

トレイル・ステーション推奨のハイキング・コースを歩いた。昨年、劣化が気になった丸太橋は撤去され、整備されていた。ありがとうございます。

しかし、歩道の侵食が進み、歩きにくくなった所では、歩道が複線化したり、拡幅していた。植生を損傷している箇所が目立った。管理者の方が整備しているが、利用の増加に整備が追いつかないのが実情だろうと思った。移入種のオオバコが繁茂している場所や倒木も目についた。
 
 
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推奨されているハイキング・コース。
 
 
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歩道整備箇所。ありがとうございます。
 
 
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歩道複線化箇所①。
 
 
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歩道複線化箇所②。
 
 
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歩道複線化箇所③。


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歩道複線化箇所④。
 
 
樹林帯で15名程度のトレラン・グループに出会った(複線化⑤地点)。先頭のリーダーの方は挨拶し、マナーに気を配りながら歩道を歩いて通過した。先頭が見えなくなると、後続のランナーは、歩道を外れて植生内の複線化部分を通過していった。現場で、先頭リーダーがマナー喚起を呼びかけても、後続ランナーには伝わりにくいようだ。

  
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歩道複線化箇所⑤、先頭のリーダーに従って歩道内を歩くランナー。
 
 
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同地点、後続のランナー。
 
 
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歩道複線化箇所⑥。
 
 
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歩道複線化箇所⑦。
 
 
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歩道複線化箇所⑧。
 
 
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歩道複線化箇所⑨。
 
 
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歩道複線化箇所⑩。
 
 
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歩道複線化箇所⑪。
 
 
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歩道複線化箇所⑫。
 
 
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歩道複線化箇所⑬。
 
 
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歩道複線化箇所⑭。
 
 
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歩道複線化箇所⑮。
 

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歩道複線化箇所⑯。
 
 
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移入種のオオバコ。
 
 
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幕岩から幕岩上へ登る歩道の丸太階段破損。
 
 
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須山口下山歩道を塞ぐナナカマドの倒木。
 
 

火山荒原、二ツ塚

国立公園内の火山荒原や二ツ塚周辺では、歩道が不明瞭な場所で、踏みつけによる植生損傷がみられた。旧スキー場跡では、今もコンクリート・ブロックが散在し、歩道にケーブルが露出し、来訪者の安全通過に懸念がある箇所もあった。度々報告している残置タイヤもそのままだった。新五合目では、「富士山展望遺産」案内板の近くに営業看板があり、世界文化遺産の景観には相応しいとは思えない。
 
 
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幕岩、四辻間の植生損傷。
 
 
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二ツ塚の下塚に上る歩道歩道と植生の境が不明瞭。
 
 
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植生が踏まれて損傷している箇所が多い。
 
 
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歩道周辺に残る旧スキー場のコンクリート。
 
 
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同地点、太い金属製ワイヤーが露出。
 
 
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今年も、多数のタイヤが残置されたまま。
 
 
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新五合目の「富士山展望遺産」案内板と看板。
 
  
 
「大砂走り」下山道

御殿場口の「大砂走り」は下山道として定着し、多くの来訪者に親しまれている。ところが、たまに、この「大砂走り」を逆方向に登る人がいる。大砂走りを下る人はかなりのスピードになる。宝永山から御殿場口新五合目にかけては、ガスで視界が悪くなるときもよくあり、危険だ。
 
 
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「大砂走り」下山道。七合目の下り口から宝永山東側までは、砂走りに岩や石が混じり、骨折などの事故が多く注意が必要。宝永山の南東側は、宝永噴火の小さな砂礫が厚く深く堆積し、大勢の来訪者が火山の恵みを満喫している。
 
 
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大勢の来訪者が砂煙を上げ、砂走りを走り下っている。
 
 
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トレイルステーションの案内板、「大砂走り」は下山道とし紹介され定着している。
 
 
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朝、この下山道を登る来訪者がいた。例年、登る来訪者を見かける。「逆方向」の利用は、ご本人はもとより、「大砂走り」の下山を楽しむ来訪者の安全を損ないかねない。
 
 
 
ゴミ回収 33個 (ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.紙 4          (2)菓子容器 1   (4)衛生物 1   (5)タバコ吸殻 2
3.プラスティック 13   (3)菓子容器 12 (5)破片 1
5.ビニール 14      (3)紐 6       (4)破片 8
6.鉄 2          (7)その他 2
 
 
 

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2018年8月25日 (土)

活動報告 2018-09 富士宮口・宝永山合同環境パトロール

活動日時  2018年(平成30年)8月18日(土)9:00 - 15:00 
活動区域  水ヶ塚→富士宮口五合目→六合目→宝永第一火口→宝永山→五合目→水ヶ塚
天候     晴れ
       
参考     山頂(10時) 気温 9.5゜C、湿度 7%、気圧 646.9hPa、日照 1.0h
 
 
 
富士山の開山期間も半分を過ぎた。

 
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秋の気配を感じる。御殿場市ぐみ沢から。
 
 
新しい富士山エコサポーターも加わって、皆で合同環境パトロール。経験豊富なエコレンジャーのOさんは、5時からシャトルバスに同乗し、天気、高山病、登山道、トイレ事情、自然保護などを解説し、来訪者の安全で楽しい富士登山を、お手伝いをした。
 
 
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富士宮口五合目にて。参加した富士山エコレンジャー、富士山エコサポーターの仲間たち。
 
 
 
今日は、混雑予想カレンダーで、"特に混雑"とされた週末の土曜日。大勢の来訪者がそれぞれに富士山を楽しんでいる。ツアー登山の団体やトレラン・グループも多い。お昼前に宝永第一火口底から宝永山馬の背に登ったとき、下りの来訪者は、1時間で約200人、上りの来訪者も入れるとその倍。混雑予想カレンダー通りだ。

昨年の環境パトロールでは、数グループがヘルメットを着用していたが、今日、見たのは登山者一人だけ(ちなみに、私達エコレンジャーは、ふじさんネットワークから支給された携帯ヘルメットを持参し、必要に応じて着用している)。
 
 
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歩きはじめの五合目。
 
 
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六合目から上部を望む。
 
 
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八合目から上部も、未明の渋滞には及ばないが大勢の登山者が見える。
 
 
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宝永第一火口底から上る団体。
 
 
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宝永山馬の背。
 
 
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宝永山山頂。
 
 
 
一年ぶりでこのコースを歩くと、沢の侵食が目立ち、歩道に影響が出ている。危険な箇所もあるので視界が悪いときは注意が必要だ。
 
 
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日沢近く六合目東側の日沢。毎年、日沢を横断する宝永遊歩道は流され、また、整備が繰り返されている。
 

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樹林帯の宝永遊歩道は、通過し辛い場所を避けたのか、複線化している箇所がある。
 
 
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五合目東側の日沢。急な崖への注意喚起のテープがちぎれている。
 
 
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五合目駐車場東側にあるブル道脇の侵食も、ここ数年著しい。
 
 
 
宝永火口は富士火山の雄大さを目の当たりにする素晴らしい景観だ。しかし、火口底の歩道休憩地に長居はお薦めできない。宝永火口内の大落石や第二火口側のガりー発達で不安定になっている大岩もある。
 
 
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富士宮口側からの宝永第一火口。落石群の中を歩道が通過している。
 
 
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南側の第二火口へのガリーが発達中。
 
 
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ガリー脇の大岩が不安定。注意喚起のテープがちぎれて、ほとんど見えない。
 
 
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不安定な岩の近くの大岩に子供達が登って遊んでいる。
 
 
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大勢の来訪者がこの宝永第一火口底で休憩している。尋ねてみると、ここが大規模な落石地帯ということを知らない人もいた。
 
 
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注意を喚起する、せっかくの案内板も表面が摩耗して、読めなくなってきた。
 
 
 
マナーのお願い
今回の環境パトロールで気づいたり、お願いした項目。皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

 
●宝永山周辺には山小屋は無くトイレはないので、携帯トイレを持参しよう。目隠しもない場所なので、ポンチョ付きの携帯トイレを利用しましょう。
 
 
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宝永山山頂付近の野外排泄跡。
 
 
●富士宮口五合以上、宝永火口や宝永山は国立公園特別保護地区に指定されています。自然景観や生態系に影響する恐れがある、人為的な石積みは自粛しましょう。
 
 
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宝永第一火口内の石積み。
 
 
●富士登山オフィシャルサイトでは、富士山を訪れる全ての登山者の安全のため、富士山でのドローンやパラグライダーの使用は、控えてくださるようお願いしています。
 
 
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宝永山山頂で、ドローン飛行の自粛協力をお願いした。
 
 
●ストック先端のキャップ
 両ストック先端にキャップ付けていない家族連に「富士山は崩れやすく、ストツクの先端で登山道や歩道周辺の植生を痛めるので、次回からはキャップを」とお願いしたら、「知らなかった。分かりました」と応じてくださった。

 
 
ゴミ回収 15個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
1.紙 2         (4)衛生物 2 
2.布 5         (3)切れ端 3 (4)その他 2
3.プラスティック 3  (5)破片 3
5.ビニール 4     (3)紐 2    (4)破片 2
7.ガラス 1       (4)その他 1  


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