2019年9月15日 (日)

活動報告 2019-14 御殿場口・幕岩の合同環境パトロール

 

日時 2019年(令和1年)9月7日( 土) 8:30 - 13:00
区域 御殿場口新五合目→幕岩→二ツ塚→御殿場口新五合目
天候
山頂 (8時) 気温 9.3℃、日照時間 1.0h、湿度 23%、653.8hPa
河口湖 (9時)上空3km SSE, 5m/s

 

天候に恵まれ、開山期間中、最後の週末。来訪者が多かった。御殿場口の登山者は上りだけでも100名を超えていた。ハイキング・コースで出会った来訪者は30人程度で、約3割がトレイルランナー。 

 

御殿場口新五合目の第一駐車場は、一般車両が駐車禁止。バスとタクシー専用の第一駐車場は、今年も空いていた。第二駐車場は満杯で、第三駐車場は8割程度駐車していた。

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ガラ空き状態の第一駐車場

 

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8割程度駐車中の第三駐車場

 

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第一駐車場のトレイルステーション

 

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役立つ登山関連情報。七合目以上の山小屋2軒が既に閉館

 

公衆トイレ前には「携帯トイレの回収箱」が、毎年設置されている。夏山期間中、他の登山口には回収箱は無い。御殿場口は、五合目近くの山小屋を出ると、七合四尺まで営業中の山小屋がない。標高差が1,600m以上あり。長時間、山小屋のトイレが利用できない。また、七合目以上の小屋は、一軒を除き既に閉館している。

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「携帯トイレの回収箱」

 

だが、今年も携帯トイレ持参のお勧めはなく、携帯トイレを販売している様子もない。案内板には「みんなで守ろう富士山の自然!!」という掲示がある。その中に富士山のトイレは環境配慮型のトイレと謳っている。しかし、休館中の山小屋や山小屋跡には、例年、野外排泄がみられる。せっかく、「携帯トイレの回収箱」を設置しているのだから、御殿場口では、携帯トイレの持参推進や販売と、それを使えるブースの設置など、標高差日本一の登山道にふさわしい対応をすすめてほしい。

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「みんなで守ろう富士山の自然!!」

 

 

歩道とその周辺環境

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赤線はパトロールのルート、黒のヒートマップは歩道荒廃地点、ヒートマップは、2次元データの個々の値を色や濃淡として表現した可視化グラフの一種。パトロール・コース周辺で記録した荒廃箇所が多いほど濃い黒点として表現。

 

歩道や周辺の荒廃箇所は、ほとんど、樹林帯の「傾斜地」にみられる。樹林帯を通る御殿場口新五合目・幕岩上間の歩道は、昨年と比較して、歩道が広がったり(拡幅)、複線化と植生損傷が目立った。降雨による歩道の侵食がすすみ、水切りの設置などは部分的にあるものの、歩道の修繕など整備が追いつかないうちに、大勢の来訪者が訪れている。

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根の損傷、複線化部分の拡幅

 

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根の損傷、複線化部分の拡幅

 

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踏みつけ、根の損傷

 

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拡幅による植生損傷、根の損傷

 

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複線化部分の拡幅による植生損傷

 

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複線化部分の拡幅による植生損傷

 

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砂沢右岸の歩道複線部分拡幅

 

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踏みつけによる植生損傷

 

富士山自然休養林を通る歩道では、単独や少人数のトレイルランナーに出会うだけでない。歩道はトレイルランニング講習会やタイムトライアルレースに利用されている。

 

 「走行は歩行に比べ、歩道への接地圧が数倍あり、走行速度に比例して衝撃も増し、集団によって踏みつけ回数が増えると、さらに荒廃が大きくなる」

 

もともと、自然休養林内の歩道は歩行のためにあり、走行を想定して整備(例えば舗装する)されていない。トレイルランナーの利用が増加している現在、歩道の拡幅や複線化など、荒廃の進行が早まり、歩道の保全、維持管理が追いついていない現状を環境パトロールの度に目にしている。

 

 

外来植物、移入植物

樹林帯では、移入種のオオバコが、いたるところで見られた。来訪者が多い御殿場口新五合目駐車場付近では、セイヨウタンポポやヒメジョオン、オオキンケイギクなどが確認されている。駐車場の歩道入り口や樹林帯入り口付近に外来種や移入種の侵入防止対策を検討してほしい。

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移入植物のオオバコ

 

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須山口下山歩道のオオバコ

 

 

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参加した富士山エコレンジャーの仲間

 

 

ゴミ回収  17個 (ゴミ収集記録(調査票に対応)

 

1.紙 3 紙片 3
2.布 3 タオル 2 その他 1
3.プラスティック 5 弁当 1 菓子容器 2 破片 2
5.ビニール 4 3 破片 1
6.鉄 1 1
8.ゴム 1 その他 1

 

 

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2019年8月30日 (金)

活動報告 2019-12 富士宮口・宝永山の合同環境パトロール

日時 2019年(令和1年)8月17日( 土) 8:30 - 15:30
区域 水ヶ塚→富士宮口五合目→宝永山→水ヶ塚
天候
山頂 (8時) 気温 5.8℃、日照時間 1.0h、湿度 80%、646.0hPa
河口湖 (8時)上空3km WSW, 16m/s

 

富士山開山後、3回目の合同環境パトロール。晴天の混雑予想日で、朝の水ヶ塚駐車場はほぼ満杯状態。宝永山方面へ向かう団体ツアーも多かった。単独のトレイルランナーを数人みかけた。

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朝の水ヶ塚駐車場は、ほぼ満杯状態

 

シャトルバス車内での活動

 二班に分かれてシャトルバスに乗車し、マナー普及活動。私達の班は9時発のシャトルバス。内容は、富士山安全登山のヒントと外来植物防除など自然環境保全のお願い。バスを降りた来訪者の皆さんが、外来植物防除マットで、靴の泥を落としていた。

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説明やお願いをする富士山エコレンジャー

 

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防除マットを利用する来訪者。「ご協力ありがとうございます」

 

 

宝永火口縁周遊コースと宝永山遊歩道の環境パトロール

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三市にまたがる環境パトロールのコース

 

五合目の富士山総合登山センターに、宝永第一火口での落石注意が出ていた。宝永火口縁で全員ヘルメットを装着。私達以外にヘルメットを着用している来訪者は見かけなかった。

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総合登山センターの落石注意掲示

 

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ヘルメットを着用し環境パトロール

 

私達が普段から携行しているヘルメットに関心をもった来訪者の方から、反応があった。

「それはなんですか?」、「いくらですか?」、「横から見ると富士山みたい」、「宗教関係ですか?」、「記念写真を撮らせて」

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所望され一緒に記念撮影。宝永馬の背

 

富士山は崩れやすい火山で落石が多い。樹林帯では、枯れた大枝の落下も見かける。「富士山行くならヘルメット!」

 

宝永火口、宝永山周辺の歩道に設置された標識が倒れたり、判読できない標識もある。ガイドロープも損傷している。特に大きな落石が頻発する宝永第一火口底に設置された注意喚起の標識は補修してほしい。

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毎年倒れる須山口登山歩道四合目の標識

 

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宝永第二、第三火口縁の標識、山体観測装置跡

 

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摩耗した宝永第一火口底の注意喚起板

 

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これも読めない宝永第一火口底の注意喚起板

 

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宝永山斜面の歩道ガイドロープ

 

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宝永山山頂の損傷したガイドロープ

 

落石の危険がある宝永第一火口底において、大方の来訪者は、短時間の休憩で済ませている。しかし、なかには比較的ゆっくり休憩中の団体ツアーもいる。引率者に「火口底での長時間滞在は落石の危険があります」と伝えると、早々に出発してくれた。

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落石の危険がある宝永第一火口底

 

環境パトロールの度に、来訪者の方に安全や自然環境保全に関わる「気づき」を、直接お伝えし、お願いもしている。また、管理者へも現状の「気づき」を報告している。世界遺産の富士山だ。改善され、後世に引き継がれていくことを期待している。

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参加した富士山エコレンジャーとエコサポーター

 

 

ゴミ回収 12個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙 5 タバコ吸い殻 1 紙片 3 その他 1
2.布 1 タオル 1
8.ゴム 6 履物 5 その他 1

 

 

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活動報告 2019-11 水ヶ塚・宝永第三火口・お胎内上の環境パトロール

日時 2019年(令和1年)8月13日(火)8:00 - 17:00
区域 水ヶ塚→宝永第三火口→お胎内上→水ヶ塚
天候 晴、曇、雨
山頂 (8時) 気温 8.6℃、日照時間 0.2h、湿度 100%、648.6hPa
河口湖 (8時)上空4km ESE, 9m/s

 

富士山自然休養林内の須山口登山歩道、同下山歩道を昨年と同様に環境パトロールした。今回は昨年にも増して、通過困難な箇所を避けた歩道の複線化、樹木根の損傷などが目立った。出会った来訪者は約10人で、3名はランナーのグループ。

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歩道の荒廃や植生損傷のヒートマップ。英大文字はエリア番号

ヒートマップは、2次元データの個々の値を色や濃淡として表現した可視化グラフの一種。パトロール・コース周辺で記録した荒廃箇所が多いほど濃い黒点として表現

 

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行政区画。今回の環境パトロールは、裾野市と御殿場市にまたがる。

 

 

水ヶ塚公園

駐車場は八割り程度利用されていた。バス乗り場近くで、「登山マナーも日本一」と多言語で記されたゴミ持ち帰り袋が来訪者へ配られていた。

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ゴミ持ち帰り袋をポケットサイズに折りたたむスタッフの皆さん。お疲れさまです。

 

崩れやすい側火山「腰切塚」の麓まで拡張された新設のクロスカントリー・コース。7月末までにできた侵食箇所は残るが、雨水で流されたチップは補充された。

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クロスカントリー・コースの侵食箇所

 

 

歩道の侵食荒廃と複線化

須山口登山歩道の標高約1,500mから標高1,790mにかけて、登山歩道が通行困難になるほど侵食荒廃している。その通過困難場所を避け、登山歩道を外れて林内の植生部分に何本もの踏み跡ができている。昨年と比べて、踏み跡が荒れ、幅が広がり、植生を損傷している。須山口登山歩道1.5合目へ登ってきた来訪者は、「歩道がわかりにくい」と困っていた。また、同様な歩道侵食とそれを避けた複線化が須山口下山歩道の幕岩上からお胎内上までの、世界文化遺産構成要素区間にも見られた。

 

A) 須山口登山歩道入り口から1.5合目まで(自然休養林ハイキングコースD、E )

複線化した踏み跡は、私的なマーキング・テープで誘導され、結果的に、植生損傷や複線化を助長しているようだ。本来の歩道周辺の枯損木は調査され、処理されているが、林内の複線化部分の枯損木はそのままなので、踏み跡を通る来訪者の安全が心配だ。

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侵食で通過が困難な「2013年UTMF」コース利用時からの定点調査地点

 

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荒廃箇所を避け、林内に続く踏み跡、植生損傷

 

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林内の踏み跡、植生損傷

 

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林内の複線化箇所。テープと植生損傷

 

E) 宝永第三火口から御殿庭入り口 (自然休養林ハイキングコースH )

急な斜面の歩道区間は薄い土壌層が流れ、礫層が露出し崩れやすく、歩道の拡幅、複線化、樹木根の損傷がみられる。緩傾斜になると、歩きにくい歩道を避け植生部分に新たな踏み跡ができている。

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歩道が拡幅、複線化し、樹木根が露出損傷

 

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歩きにくい歩道を避け、植生部分に新たな踏み跡

 

F) 御殿庭入り口から三辻、幕岩上 (一部自然休養林ハイキングコースH )

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小天狗塚・三辻間

 

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三辻・幕岩上間

 

G) 須山口下山歩道の幕岩上から御胎内上(世界文化遺産区間)(自然休養林ハイキングコースE、F )

侵食対応が遅れた歩道の通過しづらい部分を避け、周りの植生部分に直線的な踏み跡がつけられている。これらの複線化した踏み跡へ誘導する私的なマーキング・テープが随所にみられる。

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世界文化遺産の登山道。複線化、拡幅箇所

 

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同登山道。本来右折の場所も直線的に複線化

 

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直線化した踏み跡も更に複線化

 

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本来の登山道も侵食、複線化

 

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登山道を外れて植生部分直進する踏み跡

 

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植生部踏み跡の分岐にテープ・マーキング

 

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階段を避け、植生部に踏み跡複線化

 

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登山道を離れて植生部分へテープ・マーキング

 

 

ゴミ回収  70個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙 2 吸殻 1 紙片 1
2.布 5 衣類 1 タオル 2 その他 2
3.プラ 22 ボトル 1 弁当 1 菓子容器 7 破片 12 その他 1
5.ビニール 40 30 破片 3 その他 1
6.鉄 1 その他 1

 

 

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活動報告 2019-10 須走口五合目の合同環境パトロール

日時 2019年(令和1年)8月3日(土)8:30 - 14:30
区域 須走口広場→須走口五合目周辺→須走口広場
天候 晴れ
山頂 (8時) 気温 10.4゜C、日照時間 1.0h、湿度67%、652.6hPa
河口湖 (8時) 上空3km NE、5m/s

 

シャトルバス車内での活動

9時発のシャトルバスで説明。「富士山では落石が多い」、「須走口は、下山時に山頂からブルドーザー道を歩道と併用。八合目で吉田口ルートと分岐。ここは道迷いの名所」、「砂走りは石が混ざり、ケガ人をみかける」と注意事項を紹介し、安全登山で楽しい思い出になるようお願いした。

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シャトルバス内の説明の様子

 

 

須走口五合目

混雑予想カレンダーの「特に混雑日」だったが、須走口五合目は、多くの来訪者はいるものの、混雑時間帯から外れているため、特には混雑していなかった。

山頂往復を済ませたトレイルランナー2人と会話した。UTMF関係者だったので、大規模レース開催時に雨天の場合は、迂回路を利用し、歩道の保全に協力をお願いした。彼らは、「他の来訪者と共存したい」と話していた。

 

入り口付近に工事施工者のハザードマップが掲示されていた。目立たない表示で文字も小さい。場合によっては、登山者の安全に関わる重要な情報なので、具体的に分かりやすく表示してほしい。

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文字が小さく目立たないハザードマップ

 

多くの来訪者は、入り口の歩道に置かれた外来植物防除マットを意識せず通過している。横からお願いすると、靴の泥を落としてくれる。

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登山道入り口に置かれた外来植物防除マット

 

 

五合目周辺の環境パトロール

五合目南側のハイキング・コースでは、来訪者に出会わなかった。涸れ沢を横断し台地上の火山荒原に出るまで、斜面上の歩道に複線化などの荒廃箇所や、その周辺に樹木根損傷などが集中的にみられた。

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複線化、樹木根の損傷

 

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複線化、樹木根の損傷

 

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侵食、樹木根損傷

 

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侵食、植生損傷

 

五合目北側のコースでも、歩道に掛かる倒木、歩道の複線化、歩道沿いの樹木(コメツガ)の根損傷などが目立った。

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歩道に掛かる倒木

 

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歩道複線化

 

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樹木根損傷、根の露出による転倒に注意

 

観光ポイントでは、相変わらず大きな石が積まれていた。石を移動し集積することによって、周辺の荒原生態系への影響が心配だ。周辺の火山荒原で、オフロード・バイクの轍が散見され、一部植生を損傷していた。

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火山荒原の石を集めて大きな石積み

 

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植生地のオフロードバイク痕

 

 

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パトロール終了後の参加者

 


ゴミ回収 14個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙 1  (7)紙片 1 
3.プラスティック 2 (3)菓子容器 1 (5)破片 1
5.ビニール 4 (3)紐 2 (5)破片 2
7.ガラス 6 (3)破片 6
8.ゴム 1 (3)破片 1

 

 

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2019年7月25日 (木)

活動報告 2019-08 宝永火口縁周遊コースの合同環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)7月20日(火)8:30 - 12:00 
活動区域  富士山休養林ハイキングコースG (富士宮口五合目・六合目・宝永火口縁・五合目)
天候     曇り、小雨 参考 山頂(8時) 気温 6.5℃、日照 0.0h、湿度 77%、気圧 649.6hPa

 

富士山開山後、初の合同環境パトロール。水ヶ塚では、早朝から登山者、来訪者が富士宮口五合目へ向かうシャトルバスを待っている。

 

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8時25分の水ヶ塚シャトルバス乗り場。

 

早速、シャトルバスに同乗し、富士山エコレンジャーが乗車時間の30分を使って、来訪者が知りたい情報などをお伝えする。

①天気と気象。②高山病、③登山道、④トイレ、⑤自然保護の順に解説。今日は、ベテランのエコレンジャーがお話し、解説終了後、来訪者から自然と拍手があった。

 

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富士山エコレンジャーのOさんは、早朝の始発便から既に2往復、説明をすませていた。

 

富士宮口五合目は予想された雨天で、混雑予想日にかかわらず来訪者は少ない。いつも視界のどこかに来訪者がいる程度。来訪者の雨天対策はしっかりしているように見えた。トレイルランナーは4人見かけた。

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富士宮口五合目のレストハウス前。

 

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笑顔で環境パトロールに出発。

 

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宝永火口縁周遊コースの環境パトロール行程

 

 

環境パトロール中に気づいた点を幾つかご紹介。

①歩道が五合目日沢を横断する箇所(富士宮市)で、ガイドロープとその鉄製支柱、注意喚起用のテープが損傷している。日沢下流側は切り立った崖で、霧など視界が悪いときに転落など要注意。

 

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周遊歩道が五合目日沢を横断する箇所(富士宮市)

 

②富士宮口五合目には、外来種防除マットが2箇所(シャトルバス発着場の階段前と登山道入り口の階段前)設置されている。前回報告したように駐車場周辺には数多くの外来植物が生息している。登山者、来訪者の方は、外来植物の種を含んだ靴の泥を落としてほしい。

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シャトルバス発着場の階段前の外来種防除マット

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登山道入り口の階段前の外来種防除マット

 

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外来植物が引き起こす問題点と防除の必要性。

 

 

宝永火口縁周遊コースの歩道周辺では、火山荒原や亜高山植物十数種の開花がみられた。

 

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来訪者のみなさんの楽しい思い出とともに、富士山の美しい自然を次の世代に残すため、ご協力をお願いします。

 

外来種防除マットで靴の泥を落とす

 

歩道外の踏みつけや尖った先のポールで植生を傷めない

 

 

 

ゴミ回収 22個 ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙       7 (3)タバコ吸い殻 3 (7)紙片 4
2.布       1 (4)その他 1
3.プラスティック 8 (2)弁当 2     (3)菓子容器 4   (6)その他 2
5.ビニール    2 (3)紐 1      (4)破片 1
6.鉄       1 (8)その他 1
8.ゴム      2 (3)加工付属品 2
9.木       1 (3)その他 1   

 

 

 

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2019年7月15日 (月)

活動報告 2019-07 西臼塚駐車場の外来植物調査

活動日時  2019年(平成31年)7月9日(火)8:00 - 10:00 
活動区域  西臼塚駐車場
天候     曇り、小雨 参考 山頂(8時) 気温 2.8℃、湿度 100%、気圧 643.4hPa

 

 静岡県の外来植物調査に、富士山エコレンジャーも参加した。二班に別れて、西側、東側の駐車場を調査した。

 環境省の要注意外来種が発展的に解消し、2015年に制定された「生態系被害防止外来種リスト」に沿った調査は初めて。専門家に指導を受け、貴重な体験をした。

 西臼塚駐車場は、6月29日に開催された静岡県主催の「外来種撲滅大作戦Ⅰ」で、大半のシラゲガヤなどが除去されていた。参加されたお子さんも含むボランティアや、案内役を努めた富士自然観察の会の皆様ありがとうございます。

 

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(西臼塚の西側駐車場 シラゲガヤが除去)

 

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(スカイライン道路脇のシラゲガヤ)

 

西側駐車場では次の外来植物を中心に記録した。

 ●重点対策外来種     セイヨウタンポポ
 ●その他の総合対策外来種 エゾノギシギシ、ヒメジョオン
 ●産業管理外来種     カモガヤナギナタガヤ

数の上では、ヒメジョオンが多く、ナギナタガヤが続いた。調査を元に除去作業が進むことを期待している。

 

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(西臼塚駐車場西側の外来種。赤丸は写真記録した外来植物。背景は国土地理院シームレス写真)

 

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(セイヨウタンポポ) 

 

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(ヒメジョオン)

 

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(ナギナタガヤ)

 

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(エゾノギシギシ)

 

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(カモガヤ)

 

 

西臼塚駐車場の外来植物を記録しながら、毎年5月から6月にかけて、須山口登山歩道の環境パトロールで報告している調整池周辺の外来植物が気にかかった。

黄色い花のハルザキヤマガラシだ。しかも群生している。生態系被害防止外来種リストで「その他の総合対策外来種」に指定され、除去が必要だ。

 

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(ハルザキヤマガラシの群生)

 

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(結実したハルザキヤマガラシ)

 

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(結実したハルザキヤマガラシの群生)

 

 

 

 

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2019年7月 7日 (日)

活動報告 2019-05 須山口登山歩道の環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)6月29日(土)9:00 - 12:30 
活動区域  須山口登山歩道(弁当場→黒塚→大調整池→フジバラ平→弁当場)
天候     弁当場(9時) 曇り、気温 21℃

 

須山口登山歩道の弁当場、大調整池間を環境パトロールした。大規模トレイルラン・レース後、修復作業をした歩道や、そのまま放置された歩道の侵食状況を記録した。また、動植物の状況を観察した。

 

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(黄線はパトロール経路、背景は静岡県CS立体図、経路沿いの黒点の濃淡は、歩道や周辺に荒廃がみられる箇所。黒点が濃い御釜塚北東部の修復がボイント)

 

 

ここは崩れやすい側火山地帯で、年間降雨量3,500mmを超え、傾斜があり、歩道の表面支持力が低い。毎年の補修も新たな侵食や荒廃に追いつかない。

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レース後、主催者によって歩道表面を均す整備は行われた。が、その後の侵食はひどい。

 

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丸太は菌類で短期間に腐朽していく。急斜面の丸太は流出したり、体重をかけると不安定。かといって、この丸太階段を改修すれば、打杭によって地盤が破断損傷し、歩行路面の位置が低下する。改修の意図とは逆に登山道周辺の荒廃を進めてしまう 。

 

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側火山の黒塚では、表層の土が移動し、垂直に立てられた標石さえ傾く。

 

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踏みつけられた樹々の根が浮き上がる。

 

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歩道の沿いの根が浮き上がると、樹が倒れる。

 

 

御釜塚(側火山)の北東側、崩壊崖直上を通る狭い歩道周辺は、通行に不安を感じ、修復の優先度は高い。しかし、修復が難しく、歩道は徐々に崖側へずり落ちている。

 

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危険な崩壊崖を迂回する丸太階段周辺も侵食がすすむ。階段はハードル化し、来訪者は歩き辛く、脇を通るので複線化し、ミズミチ化する。

 

2015年、2016年と雨天の中で行われた大規模トレイルランがもたらした荒廃は記憶に生々しい。一旦、ひどく荒廃すると、崩れやすい富士山周辺の環境では、地元保存会や大規模トレイルラン・レースの実行委員会の方々の尽力があっても、なかなか元にもどらない。戻そうとしても、その先から崩れていく。ガイドラインで求められている原状回復は厳しい。

 

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昨年、修復された場所も、侵食が進む。

 

 

外来植物のハルザキヤマガラシが大調整池とその東側の歩道周辺やフジバラ平調整池周辺で目立つ。結実し、鞘状の実ができていた。繁殖力旺盛なこの外来種は、年々生息域が広がっており、駆除が必要だ。

 

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歩道に覆いかぶさるハルザキヤマガラシ。「生態系被害防止外来種リスト」に指定され、対策が要請される。

 

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フジバラ平調整池の周りもハルザキヤマガラシだらけだ。

 

 

ゴミの回収 10個ゴミ収集記録(調査票に対応)

1.紙 2            (7)紙片 2

3.プラスティック 8      (1)ペットボトル 1 (5)破片 7

 

 

 

 

 

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2019年6月28日 (金)

環境パトロールからのお願いとおすすめ

富士山エコレンジャーは、富士山南麓の歩道を中心に、ボランティアで環境パトロールを行っています。来訪者の方へ,素晴らしい富士山の自然を伝えたり、その自然を保全していくために、マナーのお願いをしてきました。この活動は、『富士山憲章』制定後、先輩エコレンジャーが2002年から始めました。


2018年度も、環境パトロールで記録した歩道周辺の自然環境や其の自然にアクセスするための歩道の現状を行政や地元関係者の方々へお伝えし、富士山自然環境の「今」を知っていただくよう努めています。富士山南麓では、行政や地元関係者の方とともに、多くのボランティアが富士山の自然環境や文化遺産を守る活動を続けています。しかし、一口に富士山南麓といっても広く、自然環境も厳しく、保全、保護の活動が利用の増加に、なかなか追いつかないのも残念な現状です。

 

私達、富士山エコレンジャーが環境パトロール中に、気づいたことを紹介します。来訪者の方にとって、自然環境への負荷が少ない、そして安全な利用のヒントになれば幸いです。

 

Route2018

2018年度環境パトロールのコース

 

2018年度もたくさんの「気づき」がありました。分野別に整理してみると、「歩道、車道、駐車場、トイレ、施設」など自然にアクセスするための設備に関わるものが全体の三分の一で、トップなっています。以下「動植物」、「マナー違反、違法行為」と続きます。
 

 

Category2018

例年、これら3つのカテゴリーが上位を占めることに変わりありません。ここ数年は、歩道や登山道の荒れ、関連施設、車道や駐車場での「気づき」が特に多くなっています

 

詳しい内容は こちら です。

 

 

m(_ _)m 環境パトロールからのお願いとおすすめ m(_ _)m

富士登山の前に必ず知っておくことや、登山をより楽しむために、『富士登山オフィシャルサイト』が役立ちます。環境パトロールを継続している富士山エコレンジャーからは、以下の三点をお願い、おすすめします。

 
「ヘルメット」の携帯、着用をおすすめします。
 各登山口の五合目から上の歩道は、比較的整備されています。しかし、富士山では落石が多く、大きな事故が発生しています。また、識者は「いつ噴火してもおかしくない」との指摘もしています。樹林帯では、枯れ樹も多く、大きな枯れ枝が落下してくる場合があります。
 
 
荒れた歩道にご注意ください。
 五合目から下の樹林帯(多くは富士山自然休養林)の歩道は、場所によっては侵食が著しく、歩道の整備が追いついていない箇所が散見されます。歩けなくなって救助隊のお世話になった例もあります。ハイキング・コースとして紹介されているからといって、油断は禁物です。
 
 
「携帯トイレ」を忘れないようにしましょう。
 富士山には、山小屋や山頂にトイレがありますが、開山期間中でも、時期や時間によっては使用できない場合があります。御殿場口や宝永山など長時間トイレ設備の無いルートもあります。不愉快な思いをしないためにも、携帯トイレを持参しましょう。


 
 今年も大勢の方が、世界遺産の富士山へ来訪されることでしょう。どうか、素晴らしい富士山の自然とその文化を、安全に体感、体験し、愉しい思い出にしてください。

 

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2019年4月30日 (火)

活動報告 2019-01 須山口登山歩道の合同環境パトロール 「その後の須山口・黒塚」

活動日時  2019年(平成31年)4月20日(土)9:00 - 13:00 
活動区域  須山口登山歩道(水ヶ塚公園→黒塚→弁当場)
天候     水ヶ塚(9時) 曇り、気温 7℃

 

年度が改まって初めての合同環境パトロール。

 

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水ヶ塚から下は深い霧。上空は晴れていて、時々富士山が顔をだす。

 

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周囲をよく見ながら記録していく環境パトロール。

 

富士山南麓の急傾斜地では、大量の雨や雪で侵食が進み、冬シーズンが終わると、歩道や周辺部で補修が必要になる。

 

昨年、保存会やボランティアの人達が石を積んで修繕してくれた場所でも、石段がずれ落ち不具合が生じている。

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石段を支える土台の土が強度不足かもしれない。

 

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土のうを積んだ補修箇所は見るたびに侵食がすすむ。

 

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土砂移動防止の丸太も下側(谷側)斜面から崩れていく。

 

 

2012年以降2014年まで大規模トレイルラン・レースのコースとして利用され、歩道表面が荒れた場所。補修はされず、レース利用後の降雨によって侵食がすすみ、それが3年繰り返された。2012年当初、土の中に隠れていたホースがむき出し状態になっている。

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初めて見た人は分からないと思うが、荒れが進んでいる。

 

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2012年初めて大規模トレイルラン・レースで使用された直後。埋まっているホースは見えない。

 

主催者が2012年、2016年環境調査をして、レース後に変化があったと公表している場所も補修されていない。

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2016年の雨でスタートした大規模トレイルラン・レース中、崩落が進む崖上の狭い歩道で、90件以上のスリップが多発した箇所も補修されていない。

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黒塚北側の斜面。雨のレースのさなかに木の周りを踏みつけ、土がドロドロになって根が浮き出した箇所。更に荒れている。

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主催者によって黒塚に設置された、土砂移動対策の丸太階段は流失したり、丸太材が腐朽して不安定。

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歩道やその周辺で、土壌侵食や土砂流出、丸太階段の腐朽や流出など、今も影響がでている地点を、今回の環境パトロールの経路に沿って可視化(ヒートマップ化)してみる。黒点が多いところが荒れている場所だ。傾斜があり、柔らかな歩道に集中しているようだ。

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(静岡県のCS立体図。黄色の線は環境パトロールのコース)

 

2012年から3年間、主催者は、富士山を周回するコース上の土壌硬度(土壌表層の支持力)調査を実施した。その貴重な記録によれば、静岡県側では、この須山口と天子山系の歩道が、「柔らかい」、つまり、支持力が低いことが明らかになった。歩道が柔らかいほど、大勢のランナーが通過すれば影響がでる。「雨天の場合は、さらに大きな影響が出る」ことを主催者は指摘している。

 

須山口で、2015年、2016年、雨天の中を大勢のランナーが一斉に通過し、渋滞し、歩道はドロドロに荒れ、周辺の植生が損傷した光景は記憶に新しい。まさに、主催者が指摘したとおりとなった。さらに、一旦、荒れた歩道は、保存会やボランティアのみなさんが補修しても、多くの人手をかけても、なかなか元に戻らない。ましてや、放置されたままの箇所は荒れる一方だ。

 

2012年以来、環境パトロールを継続し、大規模トレイルラン・レースの影響を記録してきた。コース利用された歩道周辺の経年変化の記録だ。須山口の環境パトロールをするたびに、天子山系北部やコースとして利用された(利用されている)富士山周辺の柔らかな歩道、登山道の現状が気がかりだ。

 

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2019年2月25日 (月)

活動報告 2018-22 須山口登山歩道の合同環境パトロール

活動日時  2019年(平成31年)2月16日(土)9:00 - 13:00 
活動区域  水ヶ塚公園→須山口登山歩道→御釜塚→水ヶ塚公園
天候     晴れ、 弁当場(8時) 気温 -2℃
       
参考     山頂(9時) 気温 -12.7℃、湿度 72%、気圧 626.8hPa
        舘野(9時) 気圧 600hPa、高度 4141m、 気温 -10.9℃、湿度 70%、風速 41m/s、256° 
 
 
 
 
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水ヶ塚公園からの富士山。樹林帯の上に宝永火口の景観。
 
 
 
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南側から西側にかけて、樹林帯の上は黒い肌がむき出しになる。
 
 
 
樹林帯では、ニホンジカの痕跡土壌侵食が目立った環境パトロールだった。
 
 
 
半日で、ニホンジカを15頭目視した。環境パトロールでは、シカ道、シカの糞、シカによる樹皮はぎなど数多くの痕跡を記録した。
 
 
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蹄で踏みつけられたシカ道が交差している。
 
 
 
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まとまった足跡の群れ。越冬地だろうか。
 
 
 
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糞もいたるところに。
 
 
 
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食料となる草やスズタケも枯れると、樹皮まで噛じる。キハタは好物のようだ。
 
 
 
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マユミの樹皮もよく噛じられる。
 
 
 
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倒木は枝まで噛じられる。
 
 
 
富士山南麓では、森林管理署や県、地元行政、NPOなど関係者がニホンジカ低密度管理に注力しているが、樹林帯を歩くたびに、数多くのニホンジカの痕跡にであう。全国各地でこのような状態だという。
 
 
 
南麓の樹林帯では、噴出した溶岩や火山噴出物の上に、長い年月をかけ、生物の営みが土(土壌)を作り出している。その土壌が森を育む。また、森の植生が土壌の流出を防ぐ働きをしている。だが、傾斜があり、年間降雨量3,500ミリを超える富士山南麓の森では、ちょっとしたことがきっかけとなって、土壌流出が加速される。
 
 
 
ニホンジカの踏みつけさえ、度重なると、その影響は軽視できない。
 
 
 
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傾斜地のシカ道を見ると、侵食が目立つ。
 
 
 
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防鹿ネットに空いた穴をシカが頻繁に通ると、斜面も侵食し崩れていく。
 

 
富士山南麓には塚状の「側火山」が多い。比較的小さな側火山でも、火山噴出物も含まれ崩れやすい。ちょっとしたきっかけで崩れ始めると、多量の降雨で侵食が加速していく。
 
 
 
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2012年、第一回大規模トレイルラン・レースのコースとなった、側火山の崩落崖上を通る登山歩道区間は、侵食が進み、今では通過できず、直上の斜面に迂回路が設けられている。


 
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対岸から見ると、その崩落箇所は年々大きくなっている。富士山地質図によれば、年代の異なる溶岩流が複雑に交差しているところだ。
 
 
 
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その迂回路に作られた木段は数年で腐朽し、来訪者は通過しづらいためか木段を避け、脇を通って複線化している。複線化部分がミズ道となり、さらに侵食する。
 
 
 
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崩落崖近くに、来訪者は不安定な通過を強いられている箇所がある。毎年の大規模トレイルラン・レース開催で、崖上の狭い歩道が次第に荒れ、2016年、豪雨の中で開催されたレースで、ランナーのスリップが90件を上回った場所だ。
 
 
 
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2014年のレースで岩が落ちた涸れ沢の渡渉点も、侵食が進んだ。
 
 
 
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2012年には、ホースの露出がなかった地点では、3回の大規模トレイルラン・レース後、コース利用されなくなっても、一旦荒れると、ホースが浮き上がるほど侵食が続く。

 
 
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来訪者は荒れた箇所を避ける。そのため、貴重な植生が損傷している。 
 
 
 
 
ありがたいことに、地元の保存会や行政の方が中心となり、荒れた歩道の整備は行われている。急増水した涸れ沢内の歩道は、新たに移設された。また、崩落した歩道は、埋め立てられ整備された。整備に関わっている皆様のご尽力に感謝したい。
 
 
 
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涸れた沢を利用していた登山歩道は、豪雨の中決行されたUTMF2016で、急な増水によりランナーが流された事件を考慮されたのか、西側の旧ゴルフ場脇に移設され、新たな歩道が整備されていた。

 
 
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2013年に大規模トレイルラン・レース中に崩落した配水管設備脇の歩道が埋め立てられ整備された。
 
 
 

昨年、地元の保存会にランナーのボランティアが協力した歩道整備のうち、二箇所で侵食の出方に違いがあった。石段を設置した箇所は、木段や土段に比べて耐水、耐久性に優れている。崩れやすい富士山南麓の環境条件では、支持力が大きく、耐久性に富む、石組みや石段、場合によっては舗装が歩道整備に適しているかもしれない。
 
 
 
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大調整池水門東側の迂回路。土段の部分は、一年もたたない間に侵食がみられる。
 
 
 
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水源地へ降りる石段は頑丈。
 
 
 
 

ゴミ回収 9個 ゴミ収集記録(調査票に対応)
3.プラスティック  5 (1)ペットボトル 1 (5)破片 4
5.ビニール     4 (3)紐 4
 
 
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水ヶ塚の公衆トイレに放置されたゴミ袋。
 
 
 


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